ブックマーク / ameblo.jp/vin (12)

  • 『「奇跡のりんご」はなぜ無農薬栽培なのか』

    有名な木村秋則の「奇跡のりんご」をモチーフにした映画が公開されたそうで、それに関係するお話を最近よく見ます。 ところで木村農法はよく無農薬無肥料と言われていますが、なぜそれが可能なのかというと、それは彼が農薬等のことを全く知らないからであり、事実として奇跡のりんごは無農薬栽培でも無肥料栽培でもありません。 というのは人が著書や講演などでも言っている通り、普通に言われる農薬は使っていなくても酢やワサビを使っているらしいので農取法の定義上無農薬ではなく、肥料については菌根菌との共生が肝らしいですが必要に応じて緑肥も使っているらしいので無肥料でもないからです。 緑肥を使っているのに無肥料というのは正直言って全く意味がわかりませんが、無農薬の方に関してはよくある勘違いではあります。農家でも、登録農薬のみを指して農薬であると思っている人は多いです。ただしそういう認識の人が「無農薬栽培」を行うのはい

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    BUNTEN 2013/06/10
    「酢が食酢ならまだしも酢酸や氷酢酸だったりしたらそれを散布している現場には絶対近づきたくない」全力で同意する。(^_^;)
  • 『異常で無意味な食品規制』

    地元の石川県で、近々にモンサント陰謀論の映画の上映会があるそうです。 全く個人的には、モンサントや遺伝子組み換え農産物が馬鹿げた形で批判されようと特に不利益はありません。ラウンドアップが使えなくなることはありえないし、GM作物はもともと商業栽培出来ないし、品を買うときに加工品も含めて「遺伝子組み換え不分別」など気にしたこともないので。逆に陰謀論を叩いたところで利益があるわけでもありません。 ただそれでもこういう風説が気にわないのは大きく二つ理由があって、一つにはデタラメで他者を叩き、そのカウンターの位置に立ってお金儲けをする遣り口が気にわない(農薬を叩いて有機栽培野菜を売る業者やハイブリッド種の野菜のデタラメを流して固定種?の種を売る業者なども同様)のと、もう一つにはそういう人の意見を汲み取るマスコミや一部政治家のおかげで品規制が異常な状態になっていると思えるからです。 私は、例え

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    BUNTEN 2013/05/21
    全頭検査は、日本の牛は安全と、放射能は、日本の原発は安全と、それぞれ言いつのってきたことの帰結だと俺は思っていたりするわけだが…。▼だから「神話」が崩壊したときに、厳しすぎる規制をせざるを得なくなる。
  • 『ネオニコ系農薬と、ミツバチ問題と反対運動』

    私は、農薬に関する記事を読む際に最も重要なのは、その農薬が「どの農薬」なのか把握することだと思っています。 新聞記事やテレビニュースにはありがちですが、「農薬」や「○○系農薬」とだけ書いて、個別には一体どの農薬のことなのかさっぱりわからないものがよくあります。 そういう記事の問題は、問題の前提の把握が非常に難しくなることにあり、そのため対処が余計に難しくなることにもあります。単純に言えば、問題の種類が「農薬のせい」なのか「その農薬のせい」なのかがわからないためです。この違いは特に農薬反対運動をするならば極めて重要なはずですが、不思議なことに自分が知る限りほとんどの反農薬活動家はこの違いを無視してすべての農薬を忌み嫌い、結果として運動が実を結ぶことはほとんどありません。 それを踏まえて、読んでみたい話があります。今朝の地元紙にネオニコチノイド系農薬がミツバチの帰巣能に影響を与えていることを

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    BUNTEN 2013/03/22
    一分子とっかえるとかでも全く性質が違うとかいうのもあるし、はなはだしい例では光学異性体というのもあるわけで、個別に問題とすべきとの結論にまったくもって同意。m(_◎_)m
  • 『とんちんかんな木酢液』

    木酢液とは、木材を乾留した際に生じる乾留液の上澄分のこと(wikipedia)です。炭焼きを行うと副生成物として得られるものですが、世の中にはこれを農業に応用している人がいます。用途は殺虫剤などとしてですが、林業が今よりも盛んで炭焼きをしていた人がもっと多かった時代なら知らず、現在でも木酢液をわざわざ購入して使用する人がいるのは、どうにも違和感を禁じえません。 農薬取締法としてはどうなのという観点からは、現在は登録農薬としての木酢液は存在しないので、普通に考えれば殺虫剤として使用することはできません。ただし以前にも紹介したことがありますが、木酢液は特定防除資材として検討中で、そのために経過措置として自己責任で農薬的な使用を行うことは認められています。ただし農薬としての目的で販売したり、他人に勧めることは禁止されています。 木酢液の特定防除資材登録への働きかけは関係団体によって行われており、

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    BUNTEN 2013/03/12
    なんか闇の世界をかいま見た気がする。▼家庭菜園(ないけど)には使いたくない資材だな。
  • 『私は農業の6次産業化が嫌いです。』

    最初にタイトルを補足しておきますが私は農業の6次産業化的なことを、意欲のある個々の農家や農業法人が取り組むのは別に嫌いでもなんでもありません。国の政策としてこういうのを進めるのは理解しがたいと思うだけです。 先日も紹介した松永和紀さんのコラムに農業の6次産業化について取り上げたものが載りました。 無責任な「6次産業化」が、心配 http://www.foocom.net/column/editor/8622/ 6次産業化への懸念に、多くの反響をいただきました http://www.foocom.net/column/editor/8663/ 大雑把に言うと、昨今の品加工にまつわる様々な規制について認識が甘い農家が心配だというような記事です。 農産物を加工するのだったら、必ず知っておかなければいけない話だと思うが、これも厚労省マター。生産者や民間直売所だけでなく、普及指導員、JA職員の方々

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    BUNTEN 2013/02/22
    「もともと、その業界にプロがいるのに、」以下、その通り。何を好き好んで分業の利益を手放させようというのか。m(_◎_)m▼地域とかの単位で見て、ならアリだけど、とっくに存在してますよね?
  • 『消費者庁、原発事故の食品購入への影響を調査へ』

    別に美味しんぼの影響とかは無いのでしょうが、森消費者担当大臣が原発事故に伴う風評被害について対策をまとめると発表しました。 原発事故の品購入への影響を調査へ NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130208/t10015386481000.html 原発事故が品の購入にどう影響しているのか、森消費者担当大臣は、インターネットを通じた消費者の意識調査を行い、その結果を踏まえて、風評被害を防ぐ具体的な対策をまとめる考えを示しました。 これは、8日の閣議のあとの記者会見で、森大臣が明らかにしました。 品の風評被害について、消費者庁は先月、「品と放射能に関する消費者理解増進チーム」を設置し、被害の解消に向けた対策を検討しています。 森大臣は、原発事故による品への影響について、「消費者の意見や考えを吸い上げるためのインターネット調査を実施する

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    BUNTEN 2013/02/08
    多少の基準超過があっても均せば(普通の食生活をしていれば)「ただちに健康に影響があるものではない」というか、何か起きることはまず考えられないから、旨けりゃ無問題でいいと俺は思ってる。▼最後部分に賛成。
  • 『美味しんぼで福島県を扱った新シリーズが開始!らしいが・・・』

    先日、FOOCOM.NETの松永和紀さんの記事を読みました。 米の放射性セシウム数値が示す農家の努力、科学者の献身 12年産の米は同年12月末までに1003万袋が検査され、100Bq/kgという基準値を超過したのは71袋、0.0007%。25Bq/kg未満は、1001万袋、99.8%である。 現地調査なども行われ、比較的高い濃度の放射性セシウムが検出される事例は、多くの原因が重なり複合的に作用した結果である、というのがこの資料の結論である。一つ一つの要因に対策を講じることで、低減を進めることができる。 2011年産の玄米の検査や土壌検査、実験などを基に仮説が立てられ対策が検討され、12年には現場でも取り組みが行われ、全量全袋検査で確認され、同時並行で緻密に設計された実験が行われて、こうした要因が明確になってきた。 県内の作付け制限対象であったり、自粛されている区域での試験栽培も行われており

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    BUNTEN 2013/01/30
    「ちゃんと検査もされて流通に並ぶごく普通の農産物が、福島県産というラベルが付いただけで売れなくなるというもっと大きなレイヤの問題」一票。▼もし手に届く値段で(それ無理orz)流れてきたら、俺なら買う。
  • 『「農家は自家消費用の野菜に農薬を使わない」のうそと本当とそのほか』

    どらねこさんのブログを読んでて思った話です。 専門家は危険なモノを知っている? http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130124/1359006655 農業の専門家たる農家のおっさんが「農家はよそに売るための野菜には農薬を使うけど、自分ちでべるための野菜には農薬は使わないんだよ」とまことしやかに語るのは、おもに美味しんぼ界隈で見られるお話ですが、一般的に言ってそれは嘘です。 どらねこさんのブログでもその理由はいくつも示されていますが、さらに付け加えれば専業農家が生産する作物においては「自家消費用の農産物」をわざわざ作ることが少ないからです。野菜も米も、出荷できない規格外品が余る程あり、自家用どころか親戚や友達に分けることもできるほどです。 ただ例えば米農家が倉庫の離れでちょっとだけジャガイモを作って自家消費するとかそういうことはありますが、そういうのは出荷され

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    BUNTEN 2013/01/25
    「野菜も米も、出荷できない規格外品が余る程あり、」規格外品というのは出荷用に栽培したが作物の個性が規格に外れたという筋のものであって特別栽培ではない。当然、手間も農薬も流通品と同じだけかけてある品物。
  • 『いまTPPについて思っていること』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 Yosyan先生の、TPPに関するエントリを読みました。もちろん開業医らしく、医療に関係する話題が中心になります。 私はやっぱり仕事柄、農業が気になるのですが、農業の場合TPP推進の方々は、損失分は補助金で補填すればよいだろうとの考え方でほとんど統一されています。 TPPにあわせて出された農業振興策(TPPとは関係ないと念押しされていますが)にも、10倍の規模拡大や輸出振興などと並んで戸別所得補償の拡充が載っています。 そもそも、所得再分配の最たる例と言える年金すら破綻させようとしている現在、そんな仕組みが今さら簡単に作れるのかの疑問が先に立ちますが、それよりもっと根的な指摘に、TPP第3章11条に「いかなる形式の農産品輸出補助金の再導

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    BUNTEN 2011/11/14
    「TPP第3章11条」何を輸出補助金と見なし、何をそうではないと見るかという所に争いが生じるだろう。たとえばメリケンはバイオエタノール用の作物に補助金を投入する形で農家を支えながら無問題と言いはるはずだ。
  • 『お米は研がない』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 意外と認知度が低いらしいのでご紹介。最近のお米は研がなくても大丈夫です。 チュートリアルの漫才「バーベキュー」ネタにあったように、ステロタイプなお米の研ぎ方といえばガシガシ、ザシザシとやってしまうのですが、現代の白米にそんなことをする必要はありません。精米機の性能が良くなっているので。 で、じゃあどうするかといえば、米を水で浸して手早く混ぜてすすぎ、それを濁りがある程度薄まるまで何度か繰り返すだけでOKです。研ぐというより洗う感じ。強く研ぎすぎると米が傷ついて美味しくなくなります。 これがナウいヤングのトレンドです。 ※「とらねこ日誌」のdoramaoさんが、この件について詳しい解説をしてくださっています。というわけでこちらもどうぞ ht

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    BUNTEN 2010/04/05
    「ナウいヤングのトレンド」これはひょっとしておっさん流という謎かけか? (^_^;)
  • 『無農薬栽培の不幸』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 私は現在の、無農薬有機栽培に価値がある/もてはやされているという社会は色々な面でかなりの不利益を被っていると思っています。それはそういうものにあまり興味がない大多数の人たちにとって不幸と言っても良いです。 品添加物へのデマゴーグで有名な安部司が深く関わっているマルチ主宰企業・アニューが、取り扱いの農産物で不適切な表示をしたと言うことで処分されています。 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/091204.html 内容は産地偽装と、慣行栽培のものをJAS有機の野菜と偽ったと言うものです。無農薬栽培を装ったわけですね。処分は適切な表示及び管理体制の強化を求め、その手順について期日までに報告せ

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    BUNTEN 2009/12/13
    「「農薬を使わず、代わりに別のものを使う」農法」これの恐さはもっと知られていいと思う。
  • 『休耕田は農業用地足りえるか?』

    農家こうめのワイン 農家による農家のための・・・・なんだ?しがないイチ百姓による農業ネタ&農業ニュース評論。ワインと日酒の飲んだ感想や日々の雑記つき。 農水省はどうやら農業政策のひとつの柱として、減反を廃止しての水田フル活用計画を進める気満々のようですが、もちろん前途は多難です。 生産量が増えた分の米をどう消費するか。加工品の原料としてバカ安の米を作ろうと言う計画がありますが、絶対に、その米を主用に転用する業者が現れます。もちろん農水省内でも危惧されている明々白々な問題ではありますが、取り締まることは不可能でしょうね。どう対応するつもりだろ。 で、ほかにも米価暴落後の保障についてや、土地を譲りたくない地主との折衝などなどといった問題については官僚や学者のセンセイ方が頭を寄せ合って素晴らしい解決策を考えてらっしゃる最中だろうと思うのですが、なんだか余り重要視されていないように思える問題に

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    BUNTEN 2009/04/01
    減反だのなんだの言われ出した段階で土が荒れるって既に言われてた気がするが。▼あまりに当然な話なので、政策担当者たちはわかった上で失業者を国内に棄民しようとしているのではないかと思ってしまうわけだが。
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