衆院はきのう28日(2012年8月)、特例公債法案と衆院選挙制度改革法案を通過させた。ただし与党単独だ。野党は反対だからねじれの参院は通らない。野党の審議拒否で国会が閉会状態になるのも百も承知。はっきりしたのは、今国会での解散はなくなったということだ。 おまけに参院ではきょう、自民、公明が出した問責決議案が可決する。「税と福祉の一体改革法案」で3党合意があったというのにどうしたことか。全ては「解散」をにらんでのかけひきだ。民主、自民はそれぞれ代表選、総裁選の思惑もからむ。 永田町の関心は総選挙向けの顔作り いったいこの国会は何だったのか。政治アナリストの伊藤惇夫は「増税だけ国会」といった。「一体改革」は確かに重要法案だったが、他の法案成立率は過去最低である。特例公債法案と衆院選挙制度改革法案も成立しないから、つまりは増税だけだったとなる。 司会の羽鳥慎一「何もやってない」 コメンテーターの