中東ドバイでの計画など「グローバル・チャレンジ」と名付けた世界中での計画を進めているハイパーループ・ワン。ロサンゼルスに本社を置く同社は、テスラCEOイーロン・マスク氏が提案した未来の乗り物を実現するために設立された。チューブの中を高速でカプセル型の乗り物を走らせるもので、最高時速は1000キロとなる。 現在北ラスベガスで実験路線を着々と建設、今年6月下旬にも有人での走行実験が始まるが、そのテストチューブの地元であるネバダ州が米国で初の路線実現に賛同を示している。4月17日、州、州交通局などがハイパーループ実現に向けての法的な障壁を取り払うことで合意した、という。 ネバダ州が現在考案中なのはラスベガスからレノまでの454マイル。人だけではなく貨物輸送にも用いることで、観光集客とともに物流面にも役立てよう、という計画だ。ラスベガスは人口増の多い街であり、物流面でもネバダを起点あるいは終点とす