ブックマーク / blog.sugawarataku.net (11)

  • 参議院選挙制度最大の問題―自民党に下駄を履かせる「小中混合制」

    2021年11月(1) 2021年09月(1) 2020年11月(2) 2020年10月(1) 2020年08月(1) 2020年07月(4) 2020年04月(1) 2020年02月(1) 2020年01月(2) 2019年09月(2) 2019年08月(4) 2019年07月(5) 2019年04月(1) 2019年03月(1) 2018年10月(2) 2018年09月(1) 2018年01月(1) 2017年11月(2) 2017年10月(4) (2013年参院選時の記事を再掲したものです) 参議院選挙制度は重大な問題を孕んだ選挙制度である。どのような選挙制度も多少の無理や限界はあるが、参議院選挙制度のそれは度を越している。 『Voice』2012年5月号の時評「農村偏重を生み出す参院選挙制度」やデジタル版イミダスの解説「重大な欠陥をはらんだ参院の選挙制度」で参院選挙制度の問題点につ

    参議院選挙制度最大の問題―自民党に下駄を履かせる「小中混合制」
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    Baatarism 2019/07/22
    参議院を半数づつ改選するというのも、やめても良いのかもしれない。そうすれば、全選挙区が最低でも二人区になる。
  • 若者が自民党を支持しているって本当?第3回――自民党の得票率を過大に報告するメディアの世論調査

    2021年11月(1) 2021年09月(1) 2020年11月(2) 2020年10月(1) 2020年08月(1) 2020年07月(4) 2020年04月(1) 2020年02月(1) 2020年01月(2) 2019年09月(2) 2019年08月(4) 2019年07月(5) 2019年04月(1) 2019年03月(1) 2018年10月(2) 2018年09月(1) 2018年01月(1) 2017年11月(2) 2017年10月(4) 前回から少し時間が空きましたが第3回の記事になります。2017年衆院選に関するデータの公開を待っていました。ちなみに第1回の記事で2014年のデータで代用していたグラフと文も手直ししています。 この連載では、これまで2回記事を掲載しました。久々なので要約しておくと、1回目の記事では、出口調査のデータは投票者しか含まないため、若者一般の自民党

    若者が自民党を支持しているって本当?第3回――自民党の得票率を過大に報告するメディアの世論調査
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    Baatarism 2018/01/06
  • 若者が自民党を支持しているって本当?第2回――世論調査では20代の自民党支持率は高くない

    2021年11月(1) 2021年09月(1) 2020年11月(2) 2020年10月(1) 2020年08月(1) 2020年07月(4) 2020年04月(1) 2020年02月(1) 2020年01月(2) 2019年09月(2) 2019年08月(4) 2019年07月(5) 2019年04月(1) 2019年03月(1) 2018年10月(2) 2018年09月(1) 2018年01月(1) 2017年11月(2) 2017年10月(4) 前回の記事では、出口調査結果からは有権者の世論はわからないことを指摘しました。出口調査は投票者のデータしか持っていないので、その値を見て「投票した若者」のうちでの自民党支持率とは言えても、若年層一般に自民党を支持しているとは言い難いわけです。分母を有権者にして(絶対得票率で)考えれば、若い世代ほど自民党に投票しないことになります。言い換えれば

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    Baatarism 2017/11/19
  • 若者が自民党を支持しているって本当?第1回――出口調査から若者の世論はわからない

    2021年11月(1) 2021年09月(1) 2020年11月(2) 2020年10月(1) 2020年08月(1) 2020年07月(4) 2020年04月(1) 2020年02月(1) 2020年01月(2) 2019年09月(2) 2019年08月(4) 2019年07月(5) 2019年04月(1) 2019年03月(1) 2018年10月(2) 2018年09月(1) 2018年01月(1) 2017年11月(2) 2017年10月(4) ※2017年衆院選の年代別投票率の抽出調査結果が公表されたので図と文章を更新しました。(2018/1/1) 最近、若者が自民党を強く支持しているといったニュースや記事をよく見かけます。先日もある出版社に赴いた際に編集者の方とその話題になりました。いやあれはデータの見方が怪しく・・・とお話をしたところ、すでにあるライターの方にその件で記事を書い

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    Baatarism 2017/11/15
  • 記者が世論調査の数字を変えてしまうという俗説について: 311後の日本の政治論壇

    都知事選を機に世論調査についての俗説がまた流れているので、被害者が増えないようにここで議論をまとめておきたい。 世論調査の数字に手が入れられている?  俗説の流布元は、次の記事である。  「大手マスコミの世論調査が信用できないこれだけの理由(週プレNEWS)」(リンク先は阿修羅掲示板にコピーされたもの。)  同記事は配信元の週刊プレイボーイのウェブサイト、配信先のヤフー等からはすでに削除されている。元記事はリンク先の最後にあるように紙の雑誌に掲載されている。  この記事で元毎日新聞記者であった鳥越俊太郎氏は次のように述べている。 「僕が新聞記者時代は世論調査といえば、面接方式だった。どんな山の中だろうと雪の中だろうと、行って面接して集計していた。例えば総選挙では各選挙区を回って集められた調査結果は、東京にある新聞社の選対部に送られる。ところが、その数字に政治部などが取材した情報を“加味”

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    Baatarism 2014/02/07
  • 日経ウェブ掲載の記事について: 311後の日本の政治論壇

    日経産業新聞のつぶやき、当落左右せず 政治学者がネット選挙解析という記事でコメントしましたが、一部こちらのコメントとは全く逆のコメントが掲載されています。  野村総研提供の図表を受けて、 「訴えたいことがはっきりしていた候補者や政党は、その訴えに共感する有権者から話しかけやすかった。そこにコミュニケーションが成立する素地があり、当選確率を高めた」 とコメントしていることになっていますが、私が送ったコメントは下記のとおりです。 「当落とは別に、ネットでの発信量が多く、またコミュニケーションが多い候補者は、ネット上で一定の評価を得たのではないか。特に、訴えたいことがはっきりしている候補者や政党は、その訴えに共感する有権者から話しかけやすく、コミュニケーションが成立しやすい。ただ、NRIのデータはそこまで明確に言えるものではない。」 当落についての話は避け、分析に関しては否定的見ています。 参考

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    Baatarism 2013/08/29
  • 全ての国会議員の公的活動を集約、記録、公表する―「国会議員白書」の紹介: 311後の日本の政治論壇

    参院選挙を機に国会議員白書を更新したので、その内容等について紹介したいと思います。 概要  国会議員白書は、議員の国会での活動をまとめたウェブサイトです。  現在のところ、衆議院議員は2012年総選挙直前、参議院議員は2013年通常選挙直前までに在籍した、戦後新憲法下の全衆院議員、全参院議員の活動履歴を記録しています。  活動履歴としては、選挙出馬履歴、会議での発言、委員会での出席と発言、質問主意書について調査した結果を公表しています。 特長  国会議員白書は、以下のような特長を有する議員情報サイトです。 (1)活動記録が一覧化されて会議録等の実際の活動を示す文書にリンクされており、実際の活動を確認することができます。 (2)活動状況が数値化されて集約、整理されており、他の議員と比較することができます。 (3)こうした情報、データが議員ごとに時系列的に記録されており、各議員の活動や関心の

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    Baatarism 2013/07/08
  • 選挙制度の不公平に対抗するためには野党間協力が必要: 311後の日本の政治論壇

    今後に向けての議論  前エントリで示した制度と状況を野党が打破するためには、都議選の分析で指摘したのと同様、選挙協力を行う必要がある。参院選挙の歴史上、1人区で野党が自民党に対し勝利を収めたのはわずかに2回、89年と07年のみだが、このときは野党各党が協力し戦っている。拙著『世論の曲解』で述べたが、対抗馬が明確になれば票が流れ込む。逆に自民党圧勝が予定されていれば、棄権票を増やすだけだろう。  もちろん、基政策が異なる政党同士が単純に協力をすることは困難でもある。たとえば共産党がみんなの党の候補を支援するようなことは難しいと思われる。ただ、それでもある程度協力しなければこの1人区のハンデキャップを克服することは難しい。参院選は半数改選であり、次回選挙で野党側に風が吹いたとしても、今回の選挙で大差を付けられては安定政権樹立は困難である。  それぞれの政党の議席数、プレゼンスは、他党の勢力の

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    Baatarism 2013/06/29
  • 参議院選挙制度最大の問題―自民党に下駄を履かせる「小中混合制」: 311後の日本の政治論壇

    参議院選挙制度は重大な問題を孕んだ選挙制度である。どのような選挙制度も多少の無理や限界はあるが、参議院選挙制度のそれは度を越している。『Voice』2012年5月号の時評「農村偏重を生み出す参院選挙制度」やデジタル版イミダスの解説「重大な欠陥をはらんだ参院の選挙制度」で参院選挙制度の問題点について整理しているが、ここではその中で最も重大な問題であるにもかかわらず、世の中一般に認識されておらず、一票の格差とは違ってメディア等で論じられることもない、小選挙区と中選挙区が混合された選挙区制(以下、小中混合制)について分析しておきたい。この制度により、自民党は他党に比べ参院選を有利に戦うことが可能となっている。 小選挙区と中選挙区で異なる選挙結果  参議院選挙では、1回の通常選挙当たり73の議席を47の都道府県に区分した選挙区で選出し、48議席を全国を単位とする比例区で選出する。ここで焦点となるの

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    Baatarism 2013/06/29
  • 2013年東京都議選の簡単なデータ分析: 311後の日本の政治論壇

    東京都議選について簡単な分析を行ったのでここで紹介しておきたい。 自公圧勝の背景  都議選についての個人的な注目点は、現在の安倍自民党の世論調査に見られる数値上の「好調さ」がどの程度選挙結果に反映されるかである。2012年衆院選では、自民党は議席数では大勝を収めたものの、得票数などのデータは大敗を喫した2009年に比較しても悪化していた。有権者のうち比例区で自民党に投票した割合(絶対得票率)は17%以下であった。その後、株価の上昇等に代表される景気の気の部分の向上もあり、安倍内閣と自民党の支持率は高く推移している。  しかし、世論調査結果と選挙結果は単純にリンクするものではない。また内閣支持率は、政党支持が流動化している現在では乱高下しやすい状況にある(『「政治主導」の教訓』所収の拙稿参照)。世論調査だけでなく、実際の選挙結果でも、安倍自民党の支持が着実に浸透しているのかどうか、2012年

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    Baatarism 2013/06/24
  • 安倍内閣に批判的なメディアは内閣支持率が低いという俗説について: 311後の日本の政治論壇

    ■残念な世論調査攻撃  一部のフリージャーナリスト、あるいは週刊誌やスポーツ紙の記事執筆者は世論調査を毛嫌いしている。それなりに適切な世論調査を行うためには、それなりの資金力が必要であり、現代において世論調査報道は大手メディアの独占物であるかのようになっている。こうした大メディアへの対抗心、悪く表現して嫉妬が、近年の世論調査叩きのベースにあるのは間違いないだろう。もちろん、それを読んで喜ぶ読者が向こう側にいてのことである。  もっとも、こうした業界内ルサンチマン的な批判は、結局自らの調査不足、無知などをさらけ出すだけに終わることが多い。たとえば2012年の衆院選期間中に大量にRTされた週刊ポストの「鳥越俊太郎氏 若者ら除外する世論調査結果の信憑性に疑問」という記事では鳥越俊太郎氏が「選挙に関する世論調査の結果を発表する前に選挙の担当者が数字を"調整"するのをしばしば見てきた」と述べているが

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    Baatarism 2012/12/29
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