3Dスキャナーで本人(左)の立体データを計測後、3Dプリンターを使って積層印刷されたフィギュア(右)=東京都新宿区のソニー・ミュージックで2013年6月8日、宮間俊樹撮影 コンピューターのデータを基に、印刷感覚で立体物を造形できる「3D(スリーディー)プリンター」に注目が集まっている。リアルな再現力に加え、試作などが容易になり開発期間やコストの削減につながると産業界の需要も高い。その実力と将来性は?【横山三加子】 【注目されるスキャナー】3Dで“ものづくり革命”…川崎の会社、プリンターブーム受け 3Dプリンターはプラスチックや樹脂、金属粉などの層を積み重ねながら造形する技術。3D(三次元)スキャナーで取り込んだりCAD(コンピューター利用設計システム)で作成したりしたデータがあれば、複雑な形状でも数時間から数日で完成させられる。高性能品は着色も自在。産業用の1億円を超えるものから十数万円