57人が死亡、6人が行方不明となった御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、少なくとも3回の大きな爆発があり、噴石と火山灰、熱風が一斉に山頂付近を襲ったことが生存者の証言で分かった。27日で噴火から1カ月。火山活動は低下傾向だが依然として噴煙が上がり、入山規制が続いている。 ドドーンと低く重たい音に振り返ると、真っ白な入道雲のような煙が山の西側から立ち上っていた。 9月27日午前11時52分。山岳ガイド小川さゆりさん(43)=長野県飯島町=は御嶽山の山頂付近にいた。 とっさに1メートル四方の岩陰に四つんばいになると、白い煙に包まれた。「温泉の湯気に顔を突っ込んだよう」。長袖の右襟で口元を隠したが、きつい硫黄臭でせき込んだ。 噴石は200メートルくらい舞い上がる。ヒューヒューと降り注ぎ、岩に砕けた。 約7分後。冷たい空気がほおをなでた。真っ青な空が見えた。登山道を3
値上がり ポジティブ日経平均33,763.18+1.16%ポジティブ値下がり ネガティブダウ平均37,458.49-0.60%ネガティブ値下がり ネガティブ英 FTSE7,685.87-0.11%ネガティブ値下がり ネガティブS&P500種4,751.22-0.26%ネガティブ値下がり ネガティブ日本円/米ドル.0.01-0.10%ネガティブ
長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、国土地理院は29日までに、激しく噴煙を上げる御岳山の噴火状況をとらえた航空写真184枚をHP(ホームページ)上で公開した。山頂付近を中心に円周状にぐるりと取り囲む位置から撮影し、東西南北どの方角からも噴煙などの状況が分かるようにした。 画像は、地理院がネットで公開している「地理院地図」上に、撮影時に得られた位置情報をもとにして落とし込んだ。黄色のカメラのアイコンをクリックすると画像が閲覧でき、高く上る噴煙や火山灰が白っぽく地面を覆っている様子が克明に写し出されている。 アイコンが取り囲む中央の写真「正斜画像」は御岳山の頂上付近。噴火した御岳山をちょうど真上から見たようにみえるよう航空写真約200枚をコンピューターで合成、作成した。 地図は最大で2万5千分の1の精度。ネット上ではスライドバーを操作することで縮尺を変えて閲覧できる。
御嶽山の噴火で斜面を流れ落ちた噴煙について気象庁は28日夜、「火砕流が発生した」との見解を明らかにした。当初は「発生したかどうか分からない」としていたが、同庁火山噴火予知連絡会の議論も踏まえて判断を示した。専門家も「低温の火砕流が起きた」と指摘している。 火砕流は噴火により噴出した火山灰や岩石、ガスなどが時速数十キロから百数十キロの高速で山を流れ下る現象。温度は状況によって差があるが、高い場合はマグマによる加熱で数百度にも達する。 気象庁は同日の現地調査で樹木が焦げた痕跡を上空から確認できなかったことから、流下した噴煙の温度は低いとして、火砕流との認識は示さなかった。 しかし、同日午後7時半から行った予知連の会見時に修正し、噴火警報に火砕流を追加。今後の噴火でも「火砕流を伴う可能性がある」と警戒を呼び掛けた。 会見した予知連の藤井敏嗣会長は「火砕流は低温のものもある。今回の速度は時速数十キ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く