成人間の融通…タスポの使い回し広島県警幹部ら認める 右下の矢印の先にあるホルダーにタスポは吊り下げられていた(クリックで拡大) 広島県警本部内にある売店のたばこ自動販売機に、店員名義の成人識別ICカード「タスポ」が備え付けられていた問題で、複数の警官が夕刊フジの取材に対し「便利だから借りたことがある」などと認めた。このなかには所属長(警視以上)ら幹部も含まれており、問題が発覚するまで約1カ月間にわたり使い回しを続けていた実態が明らかになった。警察庁は事態を重視し、全国の都道府県警に施設内の自販機の点検を指示するなど、不正利用の再発防止に乗り出した。 「自分のタスポカードは普段財布に入れていることが多いが、忘れたときは便利だから使っていた」 売店の自販機に備え付けられていた店員名義のカードの使い回しの実態について、県警本部のある幹部は自らこう打ち明ける。 一方、本部勤務のある警官も「タスポを