JRグループは19日、来年3月14日からのダイヤ改正の概要を発表した。 「ブルートレイン」の愛称で親しまれた寝台特急「はやぶさ」(東京―熊本)と「富士」(東京―大分)を廃止する。交通網の発達を背景に乗車率が低迷しているためで、東京駅発着のブルートレインは姿を消すことになった。残るブルートレインは上野―札幌間の「北斗星」など4本となる。 このほか、夜行快速の「ムーンライトえちご」(新宿―新潟)と「ムーンライトながら」(東京―大垣)も定期運行を取りやめて年120日間程度の繁忙期のみの運転とする。
◇一般市民100人、試乗モニターを募集 第三セクターの天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は、鉄道と道路の両方を走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の試験走行に試乗するモニターを募集している。来年1月31日~2月2日の3日間で、募集人員は計100人。 これまで、道路から線路への移行などを試す実証実験を行ってきたが、一般市民を乗せるのは初めて。三ケ日駅から西気賀駅まで線路を走行。線路離脱後は「地元ルート」「観光ルート」など、試験走行に適した公道を走り、三ケ日駅へ戻る予定。所用時間は約1時間で、途中停車はない。試乗後は乗り心地などのアンケートに答える。 24日必着で、往復はがきで申し込む。応募多数の場合は抽選。募集要項は各駅や沿線の市町の窓口で配布されているほか、天浜線のホームページ(http://www.tenhama.co.jp/)でも見ることができる。問い合わせは市役所企画課(053
東海道新幹線で無線LAN 来年3月、N700系のぞみ2008年12月18日19時27分印刷ソーシャルブックマーク JR東海は来年3月のダイヤ改定以降、東海道新幹線の車内で公衆無線LANサービスを提供する。対象は新型車両N700系で走る「のぞみ」の東京―新大阪間。NTTドコモなど4社のいずれかと契約すれば、車内に持ち込んだパソコンでメールやインターネットが可能になる。12年春までには東海道のほぼすべての「のぞみ」が無線LAN対応のN700系になる予定。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
JR東海は18日、東海道新幹線 N700系(東京~新大阪間)の車内インターネット接続サービスについて、2009年3月のダイヤ改正と同時に開始すると発表した。「HOTSPOT」と「Mzone」、「BBモバイルポイント」「UQ Wi-Fi」が対応する。 N700系車内でのインターネット接続サービスは、事前に契約した公衆無線LANサービスのIDとパスワードを使って、無線LANによるインターネット接続が可能なサービス。車内での通信速度は、下り最大2Mbps、上り最大1Mbpsになる。また、乗換情報などを掲載したポータルサイトも開設される。 JR東海では、2006年6月にサービス概要を公開。その後、2008年6月にNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と提携して、サービス準備を進めていた。 今回、2009年3月のダイヤ改正に合わせて、車内インターネット接続サービスの提供を決定。当初の対応
国土交通省は19日、北海道(新函館-札幌)など整備新幹線の未着工3区間に関し、平成21年度中に部分的に事業に着手するため、政府予算案に設計費や測量費など「着工調整費」9億円を盛り込むよう財務省に追加要求したと発表した。財務省は満額の計上を認める見通し。 未着工3区間は北海道、北陸(金沢-敦賀)、九州(諫早-長崎の長崎ルート)。政府・与党は16日、(1)北海道の札幌-長万部(2)北陸の金沢-福井と敦賀駅舎(3)九州の長崎駅舎-に関して部分着工することを21年末までに認可することで合意。起工式や設計、測量など着工するのは22年の年明けとみられる。3区間ごとの配分額は、認可後に決まる見込みだ。 一方、国交省は、合意に盛り込まれた北海道の新八雲駅舎と北陸の南越駅舎の設計などにあてるため、「建設推進高度化事業」として1億5000万円を追加要求したことも発表した。 整備新幹線の未着工3区間については、
JR旅客6社は19日、来年3月14日のダイヤ改正を発表した。ブルートレイン(ブルトレ)の愛称で親しまれた寝台特急「はやぶさ・富士」(東京-熊本、大分間)、昼間走るJR最後の急行だった「つやま」(岡山-津山間)が廃止され、夜行快速の「ムーンライトながら」(東京-大垣間)「ムーンライトえちご」(東京-新潟間)は定期運行をやめて季節臨時列車となる。夜行快速「ムーンライトえちご」来春廃止 主な理由は新幹線網の拡大、航空機の運賃値下げ、格安の深夜バスの台頭などによる需要の減少で、「はやぶさ・富士」の昨年度の平均乗車率は約4割だった。ブルトレは機関車で青色の客車を牽引(けんいん)する寝台列車の総称で、昭和50年代に一大ブームを興した。「はやぶさ・富士」の廃止で首都圏と九州を結ぶブルトレは姿を消すことになった。残る定期運行のブルトレは「北斗星」(上野-札幌間)「あけぼの」(上野-青森間)「北陸」(上野-
JR北海道は十八日、集積回路(IC)乗車券Kitaca(キタカ)について、クレジットカードでの入金を二十五日から中止すると発表した。入金後、乗車に使わずに、窓口で払い戻して現金を手にするケースがあり、同社は「本来と異なる使われ方が目立つため」としている。 キタカは、みどりの窓口や券売機で購入し、現金かクレジットカードで二万円を上限に入金して繰り返し使える。ところが十月の導入以降、クレジットカードで入金後に現金を引き出すためとみられる払い戻しが約七十枚、百四十万円分に上った。 払い戻しには手数料二百十円が掛かるが、通常のキャッシングより金利負担を軽くするのが目的になっている可能性が高い。 同社はクレジットカードでの入金中止に「本来の使い方をしている方には不便になってしまい残念」と話す。 キタカは現在、在庫がわずかとなったため、三種類のうち記名、無記名は販売を休止中。来年一月末予定の販売再開後
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故について、JR西日本の山崎正夫社長は19日の定例会見で、負傷者の約8割と示談が成立したことを明らかにした。一方、昨年末の時点で2割超と終えている遺族との補償交渉については、具体的な件数は明言しなかった。 山崎社長は、被害者への補償状況について「現在も少しずつ進捗(しんちょく)している」と述べ、昨年8月の時点で7割超だった負傷者562人との示談件数が8割程度まで増えたことを明らかにした。一方、遺族との示談件数は「昨年末に数字を公表した際、相当な反発があった」として、明言を避けた。 また、事故をめぐる神戸地検の捜査が大詰めを迎えていることについては、「捜査はまだ続いており、引き続き誠実に対応していく」と話した。
東日本旅客鉄道は2009年1月17日と18日、EF55形機関車の営業運転終了を記念したイベント「EF55ファン感謝祭」を実施する。会場は17日が碓氷峠鉄道文化むら(群馬・安中市)、18日が高崎駅東口駐車場内特設会場等。EF55形電気機関車は、1936年に特急列車用として製造。当時の流行だった流線型を採用しており、その特徴的な外観から鉄道ファンに「ムーミン」の愛称で呼ばれているという。 EF55形電気機関車 愛嬌のある流線型を採用 17日は11:30から鉄道部品即売会を開催。ヘッドマーク、懐中時計、運転時刻表、方向幕、番号札、灰皿、吊り輪などが登場するという。さらに13:00からは「お宝鉄道部品抽選販売会」と題して、ヘッドマークやEF55運転時刻表などを抽選方式で販売するという。なお両イベントに参加するには、碓氷峠鉄道文化むらの入場料金が必要。 同日は、会場近くの横川駅にEF55形機関車が牽
阪急電鉄(社員約1800人)は、子会社に在籍する駅員や乗務員ら約840人を来年10月1日付で本社の直接雇用に切り替える方針を決めた。駅業務などの分社化でコスト削減を進めてきたが、「安全強化を図り、社員の士気を高めるには、本社による一括雇用が必要と判断した」としている。景気の急変で「派遣切り」などの雇用問題が深刻化している。阪急電鉄がコストアップ覚悟の直接雇用に踏み切ったことは、リストラ優先の他産業の動きに一石を投じることになりそうだ。 阪急電鉄によると、直接雇用に切り替える対象は、駅の業務などを請け負う子会社の「阪急レールウェイサービス(HRS)」所属の約1700人の社員のうち、正社員、契約社員410人、時給制のフルタイム社員230人、学生アルバイトなどの臨時社員200人の計約840人。HRSの正社員は電鉄本社の正社員、契約社員はやはり契約で、というようにHRSでの処遇そのままで転籍させる
ブルートレインの名称で親しまれ、3月に廃止された京都―熊本間の寝台特急「なは」の車両が、低料金の宿泊施設「ライダーハウス」として生まれ変わり、鹿児島県阿久根市の肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅そばに近くオープンする。 同市のNPO法人が、解体される運命にあったところを地域の活性化に役立てようとJR九州から引き取った。 なはは、引退後も自慢の青い車両で、旅行者に旅の夜の安らぎを与える。 「阿久根を元気にしよう」と昨年6月に発足した同市のNPO法人「Big up」(ビゴップ)が、駅前の国道3号を走るオートバイが多いのに着目し、ライダーと住民が交流できる宿泊施設の設置を計画。市の玄関口である駅前を適地と決め、宿泊形態についてJR九州などと相談。なはの車両が熊本車両センター(熊本市)で保管され、解体を待つばかりであることを知った。 同NPOでは、駅前に置くには寝台特急が最もふさわしいと考え、JR九州が保
ネコ駅長、集客抜群で表彰 駅長室も新調 会津鉄道2008年12月18日23時23分印刷ソーシャルブックマーク 新調された駅長室に入り、住み心地を確かめるばす=18日、会津鉄道芦ノ牧温泉駅 福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅(会津若松市)で名誉駅長を務めるネコ「ばす」が18日、絶大な集客効果を認められ、同社からトップセールスレディーとして表彰された。ばす効果で4月の就任以来、同駅の乗降客は昨年の1.5倍に。ご褒美にトレードマークの駅長帽や駅長室を新調してもらい、大好物のクリームたっぷりのケーキをなめてご機嫌の様子だった。 ばすは9年ほど前から同駅に住み着いていたが、和歌山電鉄の貴志駅(紀の川市)で駅長を務める先輩「たま」に続けと、今春、駅長帽をかぶった。知らない人にさわられたり、抱かれたりするのが嫌いだが、逆に「ネコらしい」と評判で、同社は表彰状で「お客様にこびることなく、気ままと威厳をもって『ね
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 全面低床でGO 豊橋鉄道に新路面電車 2008年12月19日 夕刊 大勢の鉄道ファンが集まり大盛況の豊橋鉄道新型全面低床車「ほっトラム」発車式=19日午前、愛知県豊橋市の同鉄道駅前停留場で 東海地方で唯一の路面電車、豊橋鉄道(愛知県豊橋市)の市内線で19日、全面低床の新型車両LRV「ほっトラム」が営業運転を開始した。平日は駅前−赤岩口間(4・8キロ)を中心に1日計14往復する。 LRVは純国産の3両連結型で、長さ16・2メートル、幅2・4メートル、高さ3・8メートル。乗降部の床面の高さを以前からあった部分低床車両より7センチ低い35センチに抑え、お年寄りや障害者に配慮した。 この日、駅前電停で発車式があり、テープカットの後、佐原光一・豊橋市長の発車合図で市中心部を走りだした。 この記事を印刷する 最新記事 金券ショ
JR九州は19日、来年3月14日のダイヤ改正に合わせて、一部にあった喫煙車や喫煙コーナーを廃止し特急列車を全面禁煙にすると発表した。 JR九州によると、これまでは運転時間が比較的長い「にちりん」や「ゆふ」「九州横断特急」などで喫煙車や喫煙ルームを設けていたが、乗客から全面禁煙を求める声が多く出ていた。 「かもめ」や「みどり」「ソニック」などは既に全車が禁煙。九州新幹線「つばめ」も平成16年3月の開業時から禁煙となっている。
18日午前5時35分頃、栃木県那須塩原市の東北新幹線JR那須塩原駅で、那須塩原発仙台行きのやまびこ291号に乗車予定の男性運転士(45)が、駅の詰め所から車両に向かう途中に転倒し、救急車で病院に搬送された。 運転士は右ひざ半月板損傷のけが。 JR東日本の発表によると、発車時刻の午前6時半までに代わりの運転士が手配できなかったため、同列車は運休し、乗客約150人に影響が出た。
18日午前5時半ごろ、栃木県那須塩原市の東北新幹線那須塩原駅で、那須塩原発仙台行きやまびこ291号の男性運転士(45)が、駅の詰め所から車両に向かう途中に転倒し、救急車で病院に搬送された。発車時刻の午前6時半までに代わりの運転士を手配できず、291号は運休し、約150人に影響した。 JR東日本によると、運転士は右ひざ半月板を損傷した。通常は同駅を通過する後続の新幹線を停車させて対応した。
◇「通学、観光など影響」 北陸鉄道石川線鶴来-加賀一の宮(2・1キロ)の廃止届を受け、国土交通省は18日、関係者の意見を聴く会合を金沢市内で開いた。鶴来商工会や県、白山市など7団体が参加。高齢者の利便性低下、白山比〓(ひめ)神社周辺への観光の影響などから存続を求める声が相次いだ。 北鉄は乗客減少、設備老朽化によるコスト増から10月23日、国交省に廃止を届け出た。来年11月1日に廃止予定だが、法的にはさらに繰り上げることもできる。地元への理解不足などから、この日は繰り上げについて全団体が反対の意向を示した。 地元企業でつくる「しらやまさん表参道振興事業協同組合」の担当者は、今回の廃止が全線廃止を招くと懸念。「車を持たないお年寄りの通院、高校生の通学など影響は多大」と訴えた。白山市は「利用者を増やす努力が十分か疑問。廃止は最善の策ではない」と北鉄を批判。県は「時間をかけて議論を深めるべきだ」と
国土交通省は17日、リニア中央新幹線計画で、着工の前提となる建設費など4項目の調査を24日にもJR東海などに指示する方針を固めた。調査期間については年数を明示せず、地域との調整などが整った後−といった表現になる見通し。指示を受けて、JRは年内にも長野県など沿線自治体との調整に入る方針だ。 指示は全国新幹線鉄道整備法(全幹法)に基づく中央新幹線整備に関する手続きの一環だが、期間を明示しないのは異例。 国交省は、これまでの新幹線と同様に調査報告書の提出期限を設けることも検討した。だが、沿線にはルート問題などをめぐり地元調整を十分行うよう求める意見がある一方で、早期着工に向け期間短縮を求める要望もあり、双方の地域に配慮した表現とする方向になった。 調査は建設費のほか、輸送力、技術開発、その他の各項目。県が求める諏訪・伊那谷回り(B)、JRが想定する南アルプスを貫く直線(C)、木曽谷回り(A
ブルトレ、東京駅から消える 3月に富士・はやぶさ廃止2008年12月19日7時21分印刷ソーシャルブックマーク JR東京駅のホームに入線する寝台特急「富士・はやぶさ」=東京都千代田区、9月24日撮影 JR旅客6社が来年3月14日に行うダイヤ改定の概要が18日わかった。東京と九州を結ぶ唯一のブルートレインが無くなるなど、夜行列車衰退の流れに拍車がかかる内容となった。 JR関係者によると、ダイヤ改定で寝台特急「富士」(東京―大分)と「はやぶさ」(東京―熊本)が廃止され、東京駅発着のブルートレインは姿を消す。 毎夜運行している夜行快速「ムーンライトながら」(東京―大垣)と「ムーンライトえちご」(新宿―新潟)は臨時化され、乗客が多い夏休みや春休み、年末年始などに限定する。安い運賃で長距離を移動できることから重宝され、「青春18きっぷ」の利用者も多かったが、深夜バスなどに押されて乗客が減っていたとい
JR九州は19日、九州と東京を結ぶ寝台特急「富士」(大分―東京)と「はやぶさ」(熊本―東京)を来年3月14日のダイヤ改正に伴い、廃止すると発表した。青い車体から「ブルートレイン」の愛称で親しまれた寝台列車は、すべて九州から姿を消し、約半世紀の歴史に幕を下ろす。 JR九州によると、日本初の寝台特急「あさかぜ」が1958年に博多―東京間で運行開始。「はやぶさ」は60年に西鹿児島―東京間、「富士」は64年に大分―東京間で運行を始めた。2005年からは、門司―東京間を1編成でつなぎ、1日1往復している。 利用者はこのところ年を追って減少。07年には1日の平均利用者が百数十人にまで減った。 飛行機などの高速交通機関の普及により、寝台特急の廃止が相次ぎ、今年3月に「なは」(熊本―京都)「あかつき」(長崎―京都)が廃止されてからは、「富士」「はやぶさ」が九州を走る最後のブルートレインとなっていた。 車両
JR旅客6社は19日、来年3月14日のダイヤ改正を発表。寝台特急「はやぶさ・富士」(東京-熊本、大分)と最後の昼行急行「つやま」(岡山-津山)が廃止され、夜行快速の「ムーンライトながら」(東京-大垣)と「ムーンライトえちご」(新宿-新潟)が定期運行をやめ臨時便となる。もっと詳しく!
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