JR西日本は24日、2017年度末までに大阪環状線の全19駅を改良し、新型車両を投入するプロジェクトを発表した。高さ日本一のビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が開業するなど、沿線の再開発は活発になっている。京都や神戸など近隣各県の利用者にもアピールし、環状線の乗客数を底上げする。 先行して14年に改良を終える森ノ宮駅(大阪市中央区)をモデルに、駅舎やホームを明るく清潔にする。照明を発光ダイオード(LED)に変え、案内設備を充実させる。16年度末までにはほぼ全ての駅のトイレを改装する。駅の改良の投資額は数十億円規模になると見込んでいる。新型車両は安全性と快適さを追求し、新しく開発する。