【佐賀】西九州新幹線（武雄温泉―長崎）の開業から、9月23日で1年を迎える。沿線の自治体は観光客の誘致を後押ししようと、交通費の助成や訪日外国人客（インバウンド）対策に力を入れている。 嬉野市は30日、交通費を助成するキャンペーン「嬉野温泉へGO！GO！」の申し込みをスタート。西九州新幹線の嬉野温泉駅を利用し、市内の対象の宿泊施設に宿泊した場合、出発地に応じて1人最大3万円の交通費を補助する。 嬉野市を訪れる観光客を増やす狙いで、予算は事務費なども含めて1億2千万円。助成額が大きいことから、ネット上ではキャンペーンの開始前から注目が集まった。30日午前9時から受け付けを始めると、申し込みが殺到。午前中で予定額を終了するほどの大反響となった。 武雄温泉駅がある武雄市が期待を寄せるのは、インバウンド効果だ。 市内の飲食や小売り、観光など約600業者のうち、キャッシュレス決済端末を導入する割合は

四国4県や経済団体などでつくる「四国新幹線整備促進期成会」は30日、東京都内のホテルで大会を開いた。四国の新幹線が基本計画路線となって、今年は50年の節目。四国新幹線の整備計画格上げに向けた調査などを国に要望した。 大会には4県の知事、国会議員のほか、経済団体、市町村などから約600人が参加。今回で5回目で、4知事がそろうのは2017年の初回以来という。路線の起点となる岡山市の担当者も出席した。 急逝した千葉昭会長の後任として今年就任した佐伯勇人会長（四国経済連合会長）は、国が6月、「骨太の方針」に基本計画路線について「地域の実情に応じた今後の方向性について調査検討する」と初めて盛り込んだ点に触れ、「期成会の活動や支援の声が国を動かし始めている。四国にとって格上げへの千載一遇のチャンスだ」と強調した。 高知県の浜田省司知事は「南海トラフ大地震の切迫度が高まる中、新幹線が防災面で果たす役割は

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崎陽軒は31日、シウマイ弁当やシウマイ、レトルト商品など計122品目を10月1日から値上げすると発表した。原材料や梱包資材の価格上昇、人手不足による人件費の上昇などが理由で、平均約3.6%の値上げとなる。主力商品のシウマイ弁当は50円値上げして950円、「横濱（はま）チャーハン」は40円値上げして730円となる。「昔ながらのシウマイ（15個入り）」は20円値上げして6

大阪市高速電気軌道（大阪メトロ）は31日、地下鉄やバスで利用できる回数カードの発売を2024年3月22日に終了すると発表した。交通系ICカードの利用の増加で、需要が減ったため。北大阪急行電鉄（大阪府豊中市）や大阪メトロの地下鉄で、同じ運賃区間で11回分使用できる「北急連絡回数券」の発売も同時に終了する。24

来年３月１６日の開業が公表された北陸新幹線（長野経由）の敦賀延伸。県内駅がある自治体の関係者からは具体的な取り組みはこれから―との受け止めが目立つものの、北陸や関西方面からの誘客や、経済的な結び付きが強まることへの期待が聞かれた。 北佐久郡軽井沢町は昨年３月、福井県と経済交流や文化など…

【岩見沢】日本遺産「炭鉄港」の構成文化財である岩見沢レールセンターの内部などを見学する「炭鉄港街歩きガイドｉｎレールセンター」が９月１７日、開かれる。...

【函館】函館市は３０日、大泉潤市長が掲げる北海道新幹線函館駅乗り入れの検討調査の委託先を、千代田コンサルタント（東京）に決定したと発表した。同社は近く調査に着手し、市は年度内に調査結果を示す。...

２０３０年度末予定の北海道新幹線札幌延伸に伴い、ＪＲ北海道から経営分離される函館線函館―長万部間の貨物鉄道が維持される方向になったことを受け、道は３０日、北見市で、オホーツク管内の自治体関係者らと意見交換会を開いた。地域との意見交換は初めてで、首長からは貨物鉄道の重要性を訴える意見や、維持に向け国の積極的な関与を求める声が相次いだ。...

サッポロビールは９月１日、ＪＲ札幌駅改札内に「ＳＯＲＡＣＨＩ１９８４」の樽生ビールを提供する立ち飲み形式のバーを来年夏ごろまでの期間限定で出店する。...

廃棄方針だった小樽市総合博物館本館（手宮１）の電気機関車２両が一転、来年４月以降に展示が再開されることになった。高濃度ポリ塩化ビフェニール（ＰＣＢ）の除去作業で保存は困難との見方があったが、慎重に作業を進めた結果、前部や側面など外観を残せることが判明した。一方、同館は車両５０両の多くを屋外で展示していて金属の腐食が進むため、市は今後、車両の展示方法の在り方を模索していく。...

JR日田彦山線で28日に開業したバス高速輸送システム（BRT）について、JR九州は30日、初日の利用者数（速報値）が408人だったと明らかにした。開業記念で多くの住民や乗り物ファンが乗った影響もあり、鉄道時代の1キロ当たりの1日平均通過人数約130人や、豪雨被害による不通に伴う代行バス時代の1日平均利用者数約60人を大幅に上回った。

小倉駅発の不正乗車、170円切符悪用8割か　券売機中止で発行減、210円切符は2割増 JR九州が調査結果発表 2023/8/31 6:00 (2023/8/31 16:05 更新) [有料会員限定記事]

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故障の修理を終えたJR山口線の蒸気機関車（SL）D51の試運転が31日、新山口―津和野間で始まった。「デゴイチ」の愛称で親しまれている車両で、8日までの期間中、不具合などがないかチェックする。JR西日本中国統括本部によると本格的な運行開始日は未定。

JR西日本は8月30日、北陸新幹線金沢―敦賀間の開業に合わせ、金沢―敦賀間の特急サンダーバード、しらさぎの運転を取りやめると発表した。北陸と関西、中京を結ぶ特急は敦賀止まりとなり、敦賀駅での乗り換えが必要になるが、福井と大阪、名古屋間は現行よりそれぞれ3分短縮される。 ⇒高さ37m“敦賀要塞”は乗り換え980万人をどう導く 整備新幹線建設の条件の一つに、沿線自治体が新幹線と並行して走る在来線の経営分離に同意する必要があり、JR北陸線の福井県内区間は第三セクター「ハピラインふくい」に移管される。速達性のある特急が新幹線に移行するため、サンダーバードやしらさぎの運行は終了する。敦賀―金沢間の特急おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス、福井―金沢間の特急ダイナスターも廃止する。 福井から大阪や名古屋方面への移動は、北陸新幹線やハピラインで敦賀駅まで移動し、サンダーバードやしらさぎに乗り換える

●「はくたか」５往復／金沢―大阪、２２分短縮／「つるぎ」も延伸 ＪＲ西日本、東日本は３０日、北陸新幹線金沢―敦賀を来年３月１６日に開業すると正式に発表した。小松、加賀温泉の各駅はいずれも、速達タイプ「かがやき」が２往復、停車駅の多い「はくたか」が５往復の計７往復止まる。延伸に伴い、関西、中京と結ぶ特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は敦賀止まりになるが、富山―金沢を走る「つるぎ」の区間を敦賀まで延ばし、１日２５往復を特急と接続させて利便性を確保する。金沢―大阪間は現行より２２分早い２時間９分で結ばれる。 ●ＪＲ西、東が発表 東京―金沢で１日８往復している「かがやき」は延伸後、東京―敦賀が１日９往復、東京―金沢が１日１往復となり、運行本数は昨年３月のダイヤ改正前の１０往復に戻る。 東京―敦賀の全９往復のうち、４往復は小松、加賀温泉、芦原温泉、越前たけふのいずれかに止まる。停車回数は各駅２往復

「やくも」歴代カラーそろい踏み－。ＪＲ山陰支社は３０日、特急やくも（岡山－出雲市間）に使用している３８１系電車のうち１編成４両を、１１月５日から緑色の帯の「緑やくも色」で運行すると発表した。既にリバイバル運行している「国鉄色」「スーパーやくも色」、現在の「ゆったりやくも色」と併せ、歴代の全カラーがそろう。３８１系は２０２４年春から順次、新型車両に置き換えられる予定。「ラストラン」が近づく中、ファンの注目を一層集めそうだ。 国鉄時代に導入された振り子式の３８１系はカーブの多い路線に投入されたが、現在は国内で「やくも」しか使われていない。同支社は昨年３月にクリーム色の車体に赤色の帯の「国鉄色」（１編成６両）、今年２月には紫色が基調の「スーパーやくも色」（同）を復活。交流サイト（ＳＮＳ）などで、緑色のやくもの復活を期待する声が上がっていた。 緑色のやくもは１９９７～２０１１年に運行。灰色を基調に

１９９７年～２０１１年に岡山－出雲市間を走行した緑色を基調とした３８１系特急やくもが、１１月に復活する。ＪＲ西日本のリバイバル企画の一環。４両１編成を塗り直し、上下４本で運行する。 車両は緑色のほか、灰色と黄色で塗装されている。 １１月５日に運行を始め、同月中は現在走行している通常の白と朱色を基調とする車両に４両を追加して６両編成で運転。１２月以降は単独の４両１編成で運転する。 ２２年３月に運行開始５０周年を記念したリバイバル企画は今回で第３弾。旧国鉄時代のクリーム色をベースにした車両（６両１編成）、１９９４～２００６年に走行したスーパーやくものデザインで紫色をベースにした車両（同）に続く。 ３０日の会見で、運行を発表したＪＲ西日本山陰支社の佐伯祥一支社長は「歴代のやくものデザインを楽しんでほしい」と呼びかけた。 （柴田広大）

ＪＲ西日本などは三十日、北陸新幹線金沢－敦賀開業に伴い来年三月十六日から並行在来線（現ＪＲ北陸線）区間で特急を廃止すると発表した。敦賀以西で運行を続ける特急の運行本数は現行をほぼ維持する。 廃止するのは「サンダーバード」の敦賀－金沢・和倉温泉間と「しらさぎ」の敦賀－金沢間、朝夜の通勤時間帯に金沢と敦賀を結ぶ「おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス」、福井と金沢を結ぶ「ダイナスター」。早朝と深夜に運行している「しらさぎ」各一本も北陸新幹線が運行可能なダイヤでは接続できないため、全区間で運転を終了する。...

松山市 伊予市 東温市 砥部町 久万高原町 松前町 新居浜市 今治市 四国中央市 西条市 上島町 宇和島市 大洲市 八幡浜市 西予市 内子町 伊方町 松野町 鬼北町 愛南町

津軽鉄道（五所川原市）の「風鈴列車」は、車内で風鈴が涼やかな音を奏でる夏の風物詩。それにしてもこの風鈴の形、どこかで見たような…。 実はこれ、人気チョコレート菓子「きのこの山」「たけのこの里」とのコラボ企画。一部の駅では、冷蔵庫で冷やした両菓子を無料で配布している。 「きのこ派か、たけのこ派か」は…

線路と道路を走り、高知県東洋町―徳島県海陽町を結んでいる阿佐海岸鉄道のＤＭＶ（デュアル・モード・ビークル）が３０日、奈半利町の土佐くろしお鉄道奈半利駅まで特別運行した。１０１年前に四国循環鉄道の一部として計画された阿佐線構想が〝実現〟。折り返しの復路を含めて県内外の延べ３４人が〝幻の路線〟での旅を満喫した。 …

高松琴平電気鉄道（琴電、高松市）は30日、新社長に同日付で植田俊也専務（57）が昇格したと発表した。真鍋康正前社長は代表権のある取締役にとどまる。同日の取締役会で決定した。琴電では路線の踏切トラブルが相次ぎ、21日に真鍋氏が辞意を表明していた。鉄道現場に詳しい植田氏の下、早急に安全対策を進める。9月1日付で社長直轄の「安全対策推進室」を新設することも発表した。同社では踏切の遮断機が下りないまま

北陸新幹線の金沢―敦賀間が2024年3月16日に開業し、北陸の交通網は大きく変わる。東京駅―福井駅間は初めて3時間を切り、首都圏との往来の利便性が高まる一方、金沢や福井と関西・中部を直通していた在来線特急はなくなり、敦賀駅での乗り換えが必要になる。三大都市圏からまんべんなくビジネスや観光の客を集めてきた北陸は、改めて集客策が問われることになる。北陸新幹線は1973年、信越や北陸を通って東京と大

リニア中央新幹線静岡工区の環境保全について議論する国土交通省の有識者会議が３０日に開かれた。南アルプストンネル工事に伴う地下水位の低下が、地上部の標高が高いエリアの植物に影響するとの懸念に対して、ＪＲ東海は地下水と地表面付近の水分とは直接的に関連していないとする調査結果を示した。 調査は円形に削られたカール部や稜線（りょうせん）部、池などで実施。ボーリングや電気探査により、地質や地下水の帯水状況に加え、地表面付近の土壌に含まれる水分の起源などを調べた。 その結果、地表面付近と地下水の間にある地層の性質から、地下水が上部に吸い上げられる「毛管現象」は起こりづらい上、植物の根の位置からも地表面付近の土壌から水分を得ているなどと結論付けた。 また、主要論点の沢の水生生物に対する影響について、シミュレーションの結果、沢の流量減少は一部のみでみられ、地盤を固める薬液注入で改善が期待できると説明。不確

今年１月の大雪の影響でＪＲ東海道線の複数の電車が立ち往生し、多数の乗客が長時間にわたって車内に閉じ込められた問題を踏まえ、ＪＲ西日本と京都市は災害時などにおける情報共有や帰宅困難者への対策に関する協定を結んだ。平時から双方の連携を密にするほか、利用者の多い駅にあらかじめ避難場所を確保したり救援物資を配備したりすることを決めた。 １月２４日夜の大雪について、気象庁は事前に「１０年に１度の低温となる」と繰り返し警戒を呼びかけていた。しかしＪＲ西は計画運休を実施せず、積雪の見込みが基準を下回るとして融雪設備も稼働させなかった。京都駅付近では１８カ所でポイントが切り替え不能となり、東海道線で１５列車の約７千人が最大約１０時間車内に閉じ込められた。 連携協定を結んだ京都市の門川大作市長（左）とＪＲ西日本の三津野隆宏近畿統括本部長＝京都市役所 この問題についてＪＲ西と京都市は、情報共有に課題があり、救

２０２５年大阪・関西万博にあわせ、会場への唯一の鉄道アクセスルートとなる大阪メトロ中央線の接近・発車メロディーを一新するため、大阪メトロが設けた制作委員会の初会合が３０日、大阪市西区の本社で開かれた。 同社では電車の接近音は平成元年、発車音は２年から順次導入。各駅で３０年以上使用され、変更は今回が初めてとなる。委員会は音環境分野の専門家らで構成され、この日は社内委員らとともに既存のメロディーを確認しながら、新たに制作する接近・発車音のあり方などを話し合った。 中央線に新型車両を導入するなど、同社は万博に向けた取り組みを加速しており、年明けには試聴音源を作成し、来年９月の完成を目指す。江口清司交通計画部長は「制作過程を発表して万博の機運醸成に努めたい。色々な意見をいただければ」と話した。

ＪＲ九州は３０日、武雄温泉（佐賀）―長崎間を結ぶ西九州新幹線の開業１周年を記念し、開業した９月２３日に西九州新幹線が１日乗り放題となる「Ｔシャツきっぷ」を発売すると発表した。赤色Ｔシャツのタグに切符が印刷された「着る切符」で、西九州新幹線の５駅で乗降できる。 大人３千円、子供１５００円（税込み）で９月１日から１万枚を販売。赤は車両「かもめ」のイメージカラーで、古宮洋二社長は記者会見で「この日を赤い色で染め、お祭りにしたい」と語った。各駅では９月２３日に記念イベントが予定され、イベントを周遊してもらう狙いもある。ネットサイト「ＪＲ九州トラベルデスク」で予約し、指定した駅でＴシャツを受け取る。 またＪＲ九州は添田（福岡県添田町）―日田（大分県日田市）で２８日に開業したバス高速輸送システム（ＢＲＴ）について、開業初日に約４００人が利用したと発表した。鉄道の日田彦山線が平成２９年の九州北部豪雨で被

大阪市高速電気軌道（大阪メトロ）の御堂筋線が日本初の公営地下鉄として昭和８（１９３３）年、梅田－心斎橋間で開業してから今年で９０年。同社路線は大阪の大動脈ともいえる同線をはじめ四つ橋線、谷町線など９路線に拡大し、１日の利用客数は約２３０万人にものぼる。運行を支える現場を訪ねる。 同社路線を走る車両は全部で１３８０両（令和５年６月９日現在）。その約７割の検査を担う重要拠点が緑木車両工場（大阪市住之江区）だ。 隣接する緑木検車場と合わせて敷地の総面積は１１万平方メートル。甲子園球場約３個分の広さだ。工場で働く社員は約１３０人。日々の安全運行を支えている。 メインの定期検査場に、機関車に引かれた御堂筋線の車両がゆっくりと入場してくる。機関車が離れ、台車を外す作業を進めると、上から下りてくるのが「天井走行クレーン」。超巨大な「ＵＦＯキャッチャー」のように車両の前後をつかんでゆっくりとつり上げた。台

今年3月のダイヤ改正でJR徳山駅に停車する新幹線「のぞみ」の本数が減り、地域経済への影響が懸念されるとして、地元の周南市や下松市、光市と各市議会、各商工会議所が28日、連名でJR西日本に停車増を求める要望書を提出した。藤井律子・周南市長によると、要望書を受け取った広岡研二・JR西広島支社長は「ニーズに応えられるよう検討する」と前向きに応じたという。 周南市は徳山駅と東京駅を乗り換えなしで結ぶのぞみを「利便性が高い」として、企業誘致や首都圏からの移住・定住のセールスポイントにしてきた。ところが3月18日からのダイヤ改正で、上下線合わせて1日15本から9本に減った。一方で新山口駅の停車は増えており、市は新型コロナウイルス禍からの出張需要の回復が遅れているため、ビジネス客中心の徳山駅より観光客が比較的多い新山口駅を優先した改正とみている。

鎌倉高校前駅の踏切で記念撮影する観光客ら＝神奈川県鎌倉市で2023年8月29日午前10時49分、橋本利昭撮影 人気バスケットボール漫画「スラムダンク」の「聖地」として知られる神奈川県鎌倉市の江ノ島電鉄鎌倉高校前駅の踏切周辺で、観光客による迷惑行為が深刻化している。車道に飛び出しての写真撮影などが横行。中国の団体旅行解禁もあり、市は近く、これまで主に土日や祝日に限った警備員を平日にも配置するなど対策強化に乗り出す。 8月下旬に現地を訪れると、スラムダンクに登場する「湘北高校」のユニホームを着るなどした観光客が、踏切を背景にポーズをとってスマホのカメラに納まっていた。すぐそばではひっきりなしに車が通行。時折、公道に出た観光客がクラクションを鳴らされていた。また、地元の人の中にはマイカーで踏切を通行するのを避けて迂回（うかい）する人もいるという。観光客の多くは中国や韓国など外国から集まるファンだ

業績が悪化している第三セクター、阿武隈急行（宮城、福島両県）を巡り、宮城県の村井嘉浩知事と県内の沿線3市町の首長が29日、意見交換した。鉄道からバスへの転換も選択肢に、住民の意向を聞く会議を10月にも開く方針を決めた。宮城県側の意見をまとめ経営改善策を話し合う福島県側との検討会に提案する。 村井氏は会議で「沿線自治体の財政負担は…

赤字が続き、存廃が協議されていた北陸鉄道石川線（金沢市野町～石川県白山市鶴来本町、全長13・8キロ）について、金沢市など沿線3自治体と同県内灘町は30日、存続させる方針を決めた。「バスの運転手不足などを踏まえるとBRT（バス高速輸送システム）化することは難しい」とし、鉄道の存続が妥当と判断した。石川線の利用者増や利便性向上に向けた改善策を年内にとりまとめ、国の支援制度活用を目指す。 金沢市役所であった会合には、4市町の首長に加え、馳浩知事もオブザーバー参加した。利用者の増加や利便性の向上を図るため、増便やキャッシュレス化、乗り継ぎ割引といった短期的に可能な取り組みのほか、JR北陸線への直通運転や金沢市中心部の香林坊への延伸など長期的に検討が必要な取り組みについても協議する。また行政の支援のあり方も検討した上で、来年1月に北陸鉄道などを交えて開く地域公共交通協議会で決定する。

踏切の遮断機が下りないトラブルが相次いでいる高松市の高松琴平電気鉄道（ことでん）は30日に取締役会を開き、鉄道事業本部長の植田俊也専務を新たな社長とすることを決めた。植田氏は「現在講じている安全対策のスピードアップや、新たな安全システムの導入に向けた準備も進めてまいります」とのコメントを出した。 組織の見直しも決め、社長直轄の「安全対…

【読売新聞】　次世代型路面電車（ＬＲＴ）の運行会社「宇都宮ライトレール」に対し、「宇都宮ライトレールの施設と沿線の主要施設に高性能爆弾を複数仕掛けた」との内容のメールが２８日早朝に送られていたことが、同社への取材でわかった。送り主は

【読売新聞】　北陸新幹線金沢―敦賀間延伸は来年３月１６日――。ＪＲ西日本、東日本が開業日を発表した３０日、福井県内では首都圏からの観光客増に期待を寄せる声が相次いだ一方、新幹線駅がなく特急が廃止される鯖江市などでは悪影響を心配する意

【読売新聞】　ＪＲ九州は３０日、西九州新幹線（武雄温泉―長崎）の開業１周年となる９月２３日限定で同新幹線が乗り放題となる切符代わりのＴシャツを販売すると発表した。 Ｔシャツの色は、同社のコーポレートカラーで西九州新幹線の車体にも使わ

【読売新聞】線路と道路の両方を走り、東洋町と徳島県海陽町を結ぶ同県の第３セクター・阿佐海岸鉄道の「デュアル・モード・ビークル（ＤＭＶ）」が３０日、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の奈半利駅に初めて到着、１０１年前に計画された「阿佐線

【読売新聞】　製造から６０年以上がたち来春引退が予定されている札幌市電「２４０形２４３号車」が往年のツートンカラーに塗装され札幌の街を走っている。 昭和後期に市電の標準色として親しまれていた緑とクリーム色の車体を再現しようと、北海道

【香川】高松琴平電気鉄道（ことでん）は30日、踏切の遮断機が下りないトラブルが相次いだことを受け、真鍋康正社長（46）が同日付で辞任し、後任に植田俊也専務（57）が昇格する人事を取締役会で決めたと発表した。真鍋氏は代表取締役として経営陣に残り、ことでんグループの経営管理を担う。 植田氏は「『ことでんの電車は安全で安心だ』と思ってもらえるよう、私が先頭に立ち、現状を打破し、山積する課題を解決に導きたい」とのコメントを出した。また「踏切インシデントの再発防止に向け、安全対策のスピードアップや見直しと、抜本的な対策として新たな安全システムの導入に向けた準備も進めていく」との方針を示した。 植田氏は大学卒業後、1988年にことでんに入り、車掌や運転士を務めるなど鉄道事業に長く携わった。昨年6月から代表取締役専務・鉄道事業本部長の職にあった。 同社は社長交代について、「安全対策のスピードアップと再発

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JR徳島線の小島駅西踏切（徳島県美馬市穴吹町）で23日に発生した落雷によるとみられる遮断機、警報機の不作動事案について、JR四国は29日、故障時にも安全に作動するよう設計されたはずの踏切が作動しなかった、と明らかにした。原因を究明中としている。 同社によると、23日午前11時10分ごろ、同踏切西隣の寺西踏切付近の電柱に落雷があったとみられる。この影響で、同踏切の機具箱内にある、小島駅西踏切の上り列車を検知する機器が破損。午後1時40分ごろに同踏切を通過した列車を検知できず、踏切が作動しなかったと説明した。けが人はなかったという。 通常の場合、踏切の手前で列車を検知すると、検知機器から踏切に流れている電気が切れ、これを合図に遮断機、警報機が作動する。故障した場合も、電気が切れることで遮断機、警報機が作動を続ける安全設計となっている。今回も、寺西踏切では遮断機が下り、警報機が鳴りっぱなしの状態

線路と道路の両方を走る阿佐海岸鉄道のDMV（デュアル・モード・ビークル）が30日、土佐くろしお鉄道の奈半利駅（高知県奈半利町）に到着した。普段は土日祝日に室戸市と徳島県海陽町間を運行しており、この日は1往復限りの特別運行。阿佐海岸鉄道と土佐くろしお鉄道を直通し、101年前に計画された高知、徳島両県を結ぶ阿佐線が初めてつながった格好だ。 道路を走ってきた赤い車両が正午に奈半利駅に到着すると、降り立った乗客は地元の園児らの歓迎を受けた。その後、車体の下から鉄輪を出すモードチェンジの実演があった。 利用した大阪の大学生（22）は「阿佐線を全線走破してみたいと乗った。海岸沿いを走り、風景がよかった」と話した。 高知県交通運輸政策課によると、特別運行はDMVの認知度を高め、利用促進や地域の観光振興につなげようと実施されたという。（鈴木芳美） ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下（

北陸新幹線の金沢―敦賀間（約125キロ）の開業が来年3月16日に決まった。東京―福井間は、停車駅の少ない「かがやき」で最速で2時間51分となり、今より36分短縮される。かがやきの一部の列車は、小松や芦原温泉など福井と敦賀以外の駅にも停車することになり、要望していた沿線自治体の声に応えた形だ。 JR西日本の長谷川一明社長とJR東日本の中川晴美常務が30日、福井市内で記者会見し、発表した。 新区間となる金沢―敦賀で、かがやきは1日9往復し、うち5往復は福井と敦賀のみで停車。小松、加賀温泉、芦原温泉、越前たけふの4駅は残る4往復のうち各2往復ずつが停車する。 かがやきはこれまで、所要時間の短縮を重視し、群馬、新潟の両県では停車せず通過している。それが、今回のダイヤで金沢以西に停車駅を増やした。長谷川社長は「3県の県庁所在地と首都圏を3時間以内に結ぶことと、新しい各駅の利便性の両方を求めた」と説明

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