京王電鉄が沿線を舞台にした独自小説と街歩きを連動させた体験企画「いつも駅からだった」を今月から行っている。初回は「下北沢編」で、小説の冊子五千部を井の頭線下北沢駅(東京都世田谷区)などで無料配布している。 下北沢編は、著書に二〇一八年野性時代フロンティア文学賞の「永遠についての証明」(角川書店)がある岩井圭也さんが執筆した。失踪したバンド仲間を探す三十二ページの短編。小説を読んだ後、冊子に同封された「アイテム」を使って真相を推理し、専用サイトで解答する。物語に登場する実在店舗を訪れ、隠されたメッセージを探す楽しみもある。サイトでは途中まで小説を読め、声優の坂田将吾さんの朗読も聞ける。
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