静岡鉄道の歴史伝える 路線図や記念切符並ぶ 6日から静岡市博物館 明治時代から静岡の地域交通を担ってきた静岡鉄道の歴史を振り返る「走れ! しずてつ」展が6日、静岡市歴史博物館で始まる。5日、内覧会が開かれた。 貴重な資料70点が並ぶ展示会=静岡市葵区の市歴史博物館 昔の路線図や周年記念の切符など当時を伝える貴重な資料70点が並ぶ。北原白秋が狐ケ崎遊園のテーマ曲として作詞した「ちゃっきりぶし」の直筆原稿も同館初公開となる。静岡清水線の沿線風景を忠実に再現したジオラマの中で、電車の速さを調節する実物の機械を使用して鉄道模型を走らせる体験コーナーもある。 森昌俊学芸員は「鉄道の歴史を通して、当時の暮らしや街並みの変化に思いをはせてほしい」と話した。 9月1日まで。期間中、学芸員トークなど多彩な関連イベントを予定する。