西武ホールディングス(HD)は5月9日、2035年度を見据えたグループの長期戦略と中期経営計画(24~26 年度)を発表した。不動産事業を新たな事業の核と位置付け、「保有前提」のビジネスモデルを脱却し、「回転型」へと転換していくことを掲げた。 「回転型」とは保有する不動産を流動化し、そこで得られた資金を活用して別の不動産に再投資することで成長を目指すビジネスモデルを指す。再投資で生み出された物件についても、バリューアップが達成されれば再び流動化の対象となるので、「キャピタルリサイクル」とも呼ばれる。
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