株式会社NTTドコモとエリクソン・ジャパン株式会社は、2月17日に神奈川県横須賀市のドコモR&Dセンタにて、15GHz帯を用いた屋外環境での第5世代移動通信方式(5G)通信実験を実施し、目標性能のひとつである受信時最大10Gbpsを超える通信速度の無線データ通信に成功したと発表した。さらに、2月21日に同環境で実施したマルチユーザ通信実験では、世界で初めて20Gbpsを超える通信容量の無線データ通信に成功した。 同実験は、両社が共同で仕様を策定し、エリクソンが設計、製造した実験用の無線基地局と携帯電話端末に相当する移動局装置を用いて実施した。 実験では、基地局アンテナから複数のビームで異なるデータを同時に伝送し、通信速度を向上させる「マルチビームMIMO」を利用することで、10Gbpsを超える無線データ通信を実現した。また、64個のアンテナ素子でビームを作り、電波の放射エリアを特定方向へ集