京都大学にて4月21日に行われた「公開研究会「市田良彦『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書)をめぐって」」。京都大学人文科学研究所内の研究班「ヨーロッパ現代思想と政治」(http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~philo-politics/)の研究会活動の一環として、この研究班の班長である市田良彦氏が最近上梓した『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書、以下『革命論』と略)の公開合評会といった趣で開催されたもので、市田氏の他、研究班内からは小泉義之氏と王寺賢太氏(MC)、そしてスペシャルゲスト(?)として『スピノザの方法』(みすず書房)や『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)といった著書で知られる高崎経済大学准教授の國分功一郎氏がコメンテーターとして出席していた。会場には研究会メンバーのほか、浅田彰氏やスガ秀実氏の姿もあり、聴衆も濃いメンバ