記事一覧 哺乳類進化前の化石見つかる 大野の1億3千年前手取層 (2015年9月15日午後4時10分) トリティロドン類のイラスト(小田隆氏作、石川県白山市教委提供) 福井県大野市は15日、同市和泉地区の白亜紀前期の地層で、爬虫(はちゅう)類から哺乳類などへ進化する途中の小型生物白亜紀前期のトリティロドン類の切歯(せっし)の化石が県内で初めて見つかった、と発表した。国内では石川県白山市、岐阜県高山市に続き3カ所目。 発見現場は大野市下山の谷沿いの、約1億3千万年前の手取層群伊月層。県内を訪れてい東京の高校生が、発掘体験で見つけた。 切歯化石は頭骨の上あごに付いていたもので、長さ1・5センチ、幅4ミリの鋭い形。ギザギザがなく、湾曲した面に平行な筋が発達する同類の特徴がみられる。全長は50センチほどと推定される。 鑑定した国立科学博物館の真鍋真博士は「トリティロドン類はジュラ紀末(約1億