危険ドラッグの原料を中国から輸入したとして、埼玉と東京に住む男女4人が薬事法違反の疑いで逮捕されていたことがわかりました。 逮捕されたのは、埼玉県所沢市の会社経営者・吉野健太郎容疑者(38)ら男女あわせて4人です。吉野容疑者らは今年5月、中国から「α-PHPP」と呼ばれる違法な指定薬物5キロを、容疑者の1人が借りている所沢市内のマンションなどに発送し、輸入した疑いが持たれています。 九州厚生局沖縄麻薬取締支所などによりますと、4人は、5月に同じく危険ドラッグの原料を輸入したとして逮捕された男らに薬物を注文し、中国から輸入させていたということです。4人は容疑を否認していますが、関係先からは全国の危険ドラッグ店に販売したとみられる伝票が見つかっているということです。 危険ドラッグの原料の多くは中国から輸入されているとみられますが、中国の工場などについての実態解明は進んでいません。(27日