米Googleは8月2日(現地時間)、パリ五輪開催に合わせて7月26日に公開した同社の生成AI「Gemini」のCMに多数の批判が寄せられたことを受け、この動画のテレビのオリンピック番組での放映を停止した。 本稿執筆現在、YouTubeでは視聴可能なこの60秒広告「Dear Sydney」(記事末に転載)は、陸上競技の米代表であるシドニー・マクラフリン=レブローニ選手に憧れる娘のために、父親がファンレターの作成をGeminiに依頼するというものだ。
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米マサチューセッツ工科大学(MIT)とドイツのミュンヘン工科大学の研究チームが開発した「A Ceramic-Electrolyte Glucose Fuel Cell for Implantable Electronics」は、体内のブドウ糖(グルコース)を直接電気に変換できる埋め込み式の薄型ブドウ糖燃料電池だ。この電池を体内に埋め込み、体内中のブドウ糖を電気に変え、その電気を医療用インプラントデバイスへの電力供給に活用することを目指す。 現在までのところ、医療用の埋め込み型デバイスは主に、リチウムイオン電池やRF伝送、超音波などの無線の電力伝送によって電力供給がされている。電池はその性質
Google、小型レーダーチップ採用のジェスチャーコントロール「Project Soli」のAPIを年内提供開始 米Googleは5月29日(現地時間)、年次開発者会議Google I/O 2015において、指先サイズのレーダーチップを採用するジェスチャーコントロールセンサー「Project Soli」を発表した。 Project Soliは、昨年のGoogle I/Oで「Project Tango」や「Project Ara」を発表したAdvanced Technology & Projects(ATAP)チームのプロジェクト。 同日発表した「Project Jacquard」(詳細記事)とともに、ウェアラブル端末の画面の小ささでユーザーインタフェース(UI)が悪くなる問題を解決するのが目的という。Soliは、例えばスマートウォッチの小さな画面を直接指でタップするのではなく、空中の架空の
「Firehose」APIを利用した日本語ツイートのデータ販売を12月14日から企業向けに開始する。まずはストリーム型での提供となる。 NTTデータは11月19日、Twitterのツイートデータの企業向け販売を12月14日に開始すると発表した。全ての日本語ツイートおよび国内発のツイートが対象で、まずはストリーム型でのデータ提供から始める。 NTTデータは9月に、米Twitterと「Firehose API」を利用したツイートデータの取得および再販に関する契約を締結。Firehose APIは、公開された全てのツイートのデータをリアルタイムに取得できるものになる。Twitterは同様の契約をNTTデータ以外に米英3社と締結している。 12月に始めるサービスの第一弾は、「サンプルホース」という全ツイートの中から10%を抽出してリアルタイムに提供するものと、設定条件に合うツイートデータをリアルタ
日本サムスンは3月1日、マイクロソフトのSurface 2.0に対応したテーブル型PC「SUR40」を発表した。出荷開始は2012年5月末の予定。価格はオープンで、想定実売価格は150万円前後。同日開かれた製品説明会では、製品の解説やアプリケーションを用いたデモを行った。 Surfaceは、マイクロソフトが開発したテーブル型コンピュータ用のアプリケーション。最初の製品となるSurface 1.0はアメリカで2008年に発売したが、日本では販売されなかった。Surfaceが2.0にバージョンアップし、SDK(開発ツールキット)の配布を行ったのは2011年7月から。今回、マイクロソフトとサムスンが協力し、Surface 2.0に対応したテーブル型のPC「SUR40」を開発した。 Surface 1.0では、ディスプレイ付近に埋め込まれたカメラで動きを判定してタッチ操作を実現していたが、Surf
米Googleは10月1日(現地時間)、Google Analyticsユーザー向けに、Webサイトのタグを管理する新ツール「Google Tag Manager」をリリースしたと発表した。 このツールでは、ユーザー追跡やマーケティングの最適化のためにページに埋め込む各種のタグの追加や削除をダッシュボードで管理できる。大きな特徴は、Google Analytics以外のAdWordsやDoubleCllickはもちろん、Googleのサービス以外のツールで使うタグまで管理できる点だ。コードを直接編集するよりも手軽なため、コードが分からないマーケティング担当者でも迅速に、ミスなくタグの管理ができるという。
「Google Maps Coordinate」は、外回り社員の現在地と仕事の状況を一元的に管理し、ジョブの指示を出せる企業向けサービスだ。 米Googleは6月21日に(現地時間)、モバイルワーカーの仕事を地図上でコーディネートできるツール「Google Maps Coordinate」をEnterpriseアカウントユーザー向けに提供開始した。日本でも利用できる。 Google Maps Coordinateは、モバイルワーカーの「管理者」および「コーディネーター」向けのWebコンソール(Webブラウザで利用)と、各モバイルワーカーがAndroid端末にインストールするモバイルアプリで構成される。コンソールにはモバイルワーカーの現在地が表示され、各メンバーのジョブステータスも確認できる。コーディネーターはこれらの情報に基づいて各メンバーにジョブを割り当てられる。
発表会場を映すライブ映像に、突然、人型のホログラムが。椅子の下の絵柄(?)を認識してARホログラムが登場したようだが……あ、どこを触っている! 「より日常的で、快適で、リアリティーのあるARを提供」――ソニーは5月19日、AR(拡張現実)の新技術「SmartAR」を発表した。マーカーレスで高速に動作するほか、同社がロボット開発で培ってきた画像認識や人工知能の技術を応用。空間を“かしこく”認識し、リアルなARを実現する。 商用化の時期は未定だが、ゲームや広告などへの応用を目指して実証実験を進めていく。発表会が行われ、デモンストレーションを交えて技術が説明された。なお、東京・銀座 ソニービルでは20日~22日までSmartARの体験イベントを開催する。 マーカーいらずの高速AR ARとは、カメラの映像に仮想的な物体を重ね合わせ、あたかもそこに存在するかのように振る舞わせる技術のこと。決められた
ディー・エヌ・エー(DeNA)とフェリカネットワークスは4月19日、おサイフケータイを活用して「モバゲータウン」のユーザーを実店舗に誘導するアフィリエイト広告サービスの実証実験を始めた。仮想通貨をインセンティブとして活用することで送客効果が見込める上、来店実績をおサイフケータイを使って把握できるため、実際の来客に基づく効果的な広告出稿が可能になるとしている。 モバゲータウンに出稿した広告経由でユーザーが実際に来店したり、商品を購入すると、店舗に設置したFeliCaリーダー/ライターにユーザーのおサイフケータイをかざすことで、モバゲータウンで使える仮想通貨「モバゴールド」が付与される仕組みだ。 読み取った携帯のIDはDeNAに送られ、来店・購買実績データとして集計し、店舗がマーケティングに活用できる。広告料金も実績に基づいて計算するため、成果報酬型の来店プロモーションが可能になるとしている。
米Microsoftは4月18日(現地時間)、撮影した写真を合成して全方位のパノラマ画像を作成できる「Photosynth」のiOS版をリリースしたと発表した。iOS 4以上のiPhone、iPod touch、iPad 2で使えるアプリが米AppleのApp Storeから無料でダウンロードできる。 Photosynthは、建造物などをさまざまな角度から撮影した複数の写真を分析し、立体画像を自動的に再現するツール。2008年8月に公開されたデスクトップ版では、写真をPhotosynthのサイトにアップロードして画像を作成するサービスだった。iOS版では、写真の継ぎ目を確認しながら撮影でき、端末内に保存した写真が自動的に合成される。 完成した画像は上下左右に視点を移動でき、ズームイン、ズームアウトも可能だ。ファイルはPhotosynth.netに無制限にアップロードできるほか、米Faceb
短期集中連載「プレゼンがうまい人の『図解思考』の技術」はいかがだったでしょうか。プレゼンテーションを構成し、まとめるための方法論として、図解思考を活用するという手法でした。今回からはプレゼンのためのアイデア発想技術やプロットの実践法などを取り上げたいと思います。 メリットを伝える短い言葉 まずはプレゼンテーションの骨子を決めることです。素晴らしいアイデアがたくさん出てきた場合、すべてを採用したくなることがありますが、それでは言いたいことは伝えられません。本当に伝えたい1つのことに絞り込む必要があるのです。そこで、いくつかのアイデアから実際の提案に採用するものをチョイスしましょう。 採用するアイデアを選ぶのは、なかなか楽しい作業ではありますが、直感的に面白いと思うものを選ぶだけではなく、いくつかの視点を持って検討すべきです。その視点とは、以下のようなものです。 相手の実情に合っているか? 相
同じメッセージのプレゼンであっても、伝え方次第で聞き手の印象や記憶への定着度合いは異なります。『アイデアのちから』の著者であるハース兄弟は、記憶に焼きつくメッセージの特徴を、それぞれの6つの要素の頭文字をとって「SUCCESs」と表現しています。 「SUCCESsの法則」にかなったメッセージは、多くの人の気持ちを動かしたり、記憶に深く刻まれると言います。それは次のようなものです。 単純明快である(Simple) 意外性がある(Unexpected) 具体的である(Concrete) 信頼性がある(Credible) 感情に訴える(Emotional) 物語性(Story) この6つのポイントを使ってメッセージの改善前と改善後を比べてみると、よりイメージがつかめると思います。 1:単純明快で、誰でも覚えられるようにする とにかく、細かいことは置いておき、シンプルにすることです。複雑なことは記
2社が合併して誕生した協和発酵キリンは、企業ブランドを消費者に浸透させるために、テレビ、Twitter、iPadを中心としたプロモーション活動を展開した。同社の取り組みからトリプルメディアを駆使したプロモーション活動の勘所を探る。 インターネット環境やデジタルデバイスの進化に伴い、企業はデジタル領域に精通したプロモーション戦略「デジタルPR」の視点を持って、消費者にメッセージを届けていく必要がある。プロモーションにおいては、「マスメディア」「ソーシャルメディア」「自社メディア」というトリプルメディアの有機的な活用が効果的だ。今回は、トリプルメディアの活用で企業の認知度向上を目指した協和発酵キリンの事例を紹介する。 なぜ協和発酵キリンがトリプルメディアを選んだのか 2008年10月、協和発酵とキリンファーマの合併により誕生したのが、協和発酵キリンだ。誕生してから日の浅い同社は、ある課題を抱え
「ゲームをほとんどやったことがなかった」という26歳の女性がリーダーとなって企画した「恋してキャバ嬢」が、同世代の女性のハートをつかんでいる。 20代女性チームが企画・運用している携帯電話向けソーシャルゲームが、300万ユーザーを獲得する大ヒットになっている。売れっ子キャバクラ嬢を目指す「恋してキャバ嬢」だ。 イケメンを接客して給料を稼いだり、デートを楽しんだり、アバターを着飾ったりして遊べるゲームで、ソーシャルゲームメーカーのKLabGames(クラブゲームズ)が、「mixi」「モバゲータウン」「GREE」で提供している。 「わたしでもできるゲームを作ろう」――企画のリーダを務めた同社の菊池亜衣プロデューサー(26)は、これまで「ゲームを全くといっていいほどプレイしたことがなかった」という。そんな自分でもプレイしたいゲームに仕上げたことが、同世代のユーザーの心をつかんだようだ。 イケメン
雑誌をめくる感覚で商品を閲覧できるファッション検索サイト「ShopStyle」(ショップスタイル)の日本版が7月上旬にスタートする。ファッションブランドや百貨店などのECサイトを横断検索でき、横スクロールの検索結果画面が特徴的なサイトだ。気に入った洋服や雑貨をクリッピングし、コーディネートを作ることも可能。サイトデザインに高級感を持たせることで、既存ECサイトに出店することの少ないハイブランドや百貨店の出店を促し、差別化を図っていく戦略だ。 ShopStyleは、F1層(20~34歳の女性)向けオンラインメディアを運営する米Sugarが2007年にアメリカでスタート。現在はイギリス、フランス、ドイツにも拡大している。「アメリカでファッション系ECサイトにどこからお客さんが来るかを調べると、1位はGoogle、2位はShopStyleと出る」というほどで、全サイト総計で月間1000万トラフィ
Ustreamを使ったライブ配信用のスタジオ「Ustreamスタジオ渋谷」が、ソフトバンク渋谷(東京都渋谷区宇田川町27-4 喜山ビル)にオープンした。利用料は無料で、カメラや照明などの機材も無料で貸し出す。事前の予約は必要だが、Ustライブをしたいユーザーは手ぶらで訪れてもOKだ。 スタジオはソフトバンク渋谷が入るビルの5階に開設。利用には、ソフトバンクグループのTVバンク(東京都港区)が運営するサイト「TV Bank」での予約が必要だ。予約の際は、希望日やライブの企画内容、Ustreamの配信経験などを専用フォームに記入して応募する。 スタジオは年中無休。当面の利用は1日1組限定で、申請が通れば午前10時から翌日の午前0時までスタジオを使える。 5月分の予約は4月末から受け付けを始めたが、既に予約はいっぱい。応募者はUstreamでの配信を経験しているセミプロが多く、「倍率は2.7倍だ
1枚の顔写真から多彩な表情の3Dアニメーションを作り出す「MotionPortrait」(モーションポートレート)の活用が広がっている。開発当時「何に使えばいいんだろう」と思われていた技術に今、光が差している。 顔写真を3Dアニメ化し、録音したせりふに合わせて自動で口を動かすiPhoneアプリ「PhotoSpeak」は、昨年10月の発売直後から話題となり、6万ダウンロードを突破した。 イギリスの警察がMotionPortraitを使ってモンタージュ写真を3Dアニメ化したいと依頼してきたこともあった。同社が断ったため実現しなかったというが、使い道はまだまだありそうだと感じさせる出来事だ。 開発したモーションポートレートの藤田純一社長が「ぶったまげた」というMotionPortraitのあのリアルさが、さまざまな分野で生きている。 増毛シミュレーション、逃亡犯の顔写真を3Dアニメ化も
「Twitterを理解していなかった」――UCC、キャンペーン“炎上”を説明 勉強会で経験共有へ(1/2 ページ) 「Twitterの特性を理解せずキャンペーンを行ってしまった。申し訳ない」――UCC上島珈琲は2月9日、同社のTwitterキャンペーンがユーザーから批判を受け2時間弱で中止した問題について、ITmediaなどネットメディア向けに説明の場を設け、改めて謝罪した。 ソーシャルメディアを活用したマーケティング活動に同社が取り組むのはこれが初めて。マスマーケティングと同じ考え方に基づいた一方的な情報配信が失敗につながったとし、「ユーザーに混乱をきたしたと反省している」と、同社グループEC推進室の坂本晃一室長は話す。 Twitterは企業とユーザーが直接対話できる貴重な窓口と感じており、失敗を糧に今後も活用していきたいという。Twitterマーケティングの勉強会を開いてその内容を公開
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く