船井総合研究所のコンサルタントである著者によれば、部下を叱れない上司には3つの傾向がある。(1)自分の判断に自信がない、(2)会社や仕事のあるべき姿に無関心、(3)リスクを取りたくない、である。昨今は部下を叱ることがパワハラ扱いされることもあり、特にリスクを取らない上司が多いという。 だがリスクを取らない人にリーダーは務まらないし、部下はついてこないと指摘する。叱り方について著者は「密室で1対1で叱るのではなく、周囲の目のあるところで堂々と行うべきだ」と持論を展開。周りに聞かれて困るような叱り方はすべきではないというのが著者の考えで、みんなの前で自分の価値基準を示せと説く。