この画像を大きなサイズで見る 最近では誰でも手軽に画像を処理できることから、本物なのかコラなのか見分けのつかないさまざまなねつ造写真が出回っている。あまりにも多いため、手を加えていない写真ですら「コラでしょ?」と疑ってしまう人も多い。事実をねつ造するようなものはあまり感心しないが、芸術性を楽しむものや、コラとして楽しむものもたくさんあるのに、加工してあるというだけでそれを楽しむことができない人がいるのは残念なことだ。 実際に写真を加工するということは昔からあったことで、さほど珍しいことではなかった。ここでは1989年に初めてフォトショップが出現する前に作られた、トリック写真の数々を見ていくことに使用。 ピストンリングの隠された力 ジョン・ポール・ペンネベーカー(1933年) この画像を大きなサイズで見る ウィリアム・H・マムラーの心霊写真 1860年代~1880年代 メアリー・トッド・リン
小林美香のエッセイ「写真のバックストーリー」第32回 エドワード・スタイケン (図1) エドワード・スタイケン 「Brancusi, Voulangis, France」 1922年頃(1987年プリント) ゼラチンシルバープリント 33.2x27.0cm Ed.100 裏にプリンターと遺族のサインあり (図2) (図3) 石壁を背に、ネクタイを締めたコート姿で正面を向いた男性。屋外の柔らかい日差しのもとで撮影されているためか、目と口は影の中に隠れていますが、頭をわずかに傾け、静かに鋭い視線を向けています。無造作な頭髪や顎髭、顔の皺が精緻に写し取られているために、背景の壁の質感と重なり合うようにして男性の朴訥とした存在感が引き立てられてもいます。このポートレート写真(図1)は、ルーマニア出身の彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Bracusi, 1876-1957)
→紀伊國屋書店で購入 「時間の痕跡こそが彼を魅了した」 写真が力を発揮する領域には、大別してふたつある。ひとつは肉眼では見えにくい対象を見せること。もうひとつは時間を停止させて人の記憶や意識に働きかけること。前者の典型は軍事目的で撮られる空撮写真で、後者は家族が撮るスナップ写真だ。 マリオ・ジャコメッリが選んだのは後者のほう、記憶に関わるの領域を探求した人である。コントラストの明快な、抽象と具象の狭間を行き来するようなモノクロームのイメージ群は、彼の生きた時代を考えると、とてもオリジナルな行為だったように思える。 1925年にイタリアのアドリア海側にあるセニッガリアという小さな町で生を受け、生涯そこで暮らした彼が、写真に手を染めたのは1950年代のはじめ、28歳のときだった。最初に撮ったのはホスピスの写真で、それを長いこと継続している。 それらの写真を見て感じるのは、さまざまなタイプの写真
【衝撃】パリの街を、100年前と今とで写真比較してみてビックリ Tweet 1: サーバル(新疆ウイグル自治区):2013/04/09(火) 01:01:12.82 ID:OPsKpDJcT● http://japan.digitaldj-network.com/articles/12602.html 【衝撃】パリの街を、100年前と今とで写真比較してみてビックリ こちらは1914年のパリ、サン・ドニ門周辺 この場所を、今撮影したものがこちら Σ(゚д゚;) 変わっ・・・てない この2枚の間に2つの世界大戦があったんだよね? もちろんお店は変わっているけど、1世紀という時間が経過しているだなんて信じられないよ・・ 日本の100年前はちょうど明治時代から大正時代に変わったところ。その頃の建物が美しさそのままに、あちこちに佇む中で生活できるのってすごく素敵なことじゃないかな 以前【無加工カラー
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「積みすぎっ」とツッコミたくなること必至! 中国の運び屋さんたちの写真に込められた社会批判 黒澤くの 2013年4月6日 0 スタントなしのアクションといえば、香港映画。「高すぎ」な場所からの落下や「早すぎ」なカンフーで一世を風靡したのをご存知の過多も多いのではないでしょうか。他にも「撃ちすぎ」、「飛びすぎ」など、ともかくとことんやるのが中国流。エネルギッシュな国民性を象徴するかのようです。 そんな「○○すぎ」は労働の現場にも。例えば発展を続ける都市、上海の港湾地区で働く運び屋さんたちの運びっぷりはまさにアメージング。今回は、自転車やリヤカーの限界に挑むかのような、彼らの「積みすぎ」な姿にインスパイアされた写真をご紹介します。 運ばれているのは、ペットボトル、花、椅子、パイプ、チューブ、タイヤにマットに段ボール、何かの箱やら部品、そして謎のブタキャラ……などなど。 あり得ない高さにまで積み
銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中の『OUTLANDS』(2013年3月28日撮影)。(c)MODE PRESS 【4月1日 MODE PRESS WATCH】ベルリン出身で、現在は東京を拠点に活動を行う写真家アラム・ディキチヤン(Aram Dikiciyan)の写真展『OUTLANDS』が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催されている。 ■ぼんやりとした感覚 鮮明な夢を見ているのに、目覚めると眠りの中で描かれていたその全体像をぼんやりとしか思い出すことができない・・・。アラム・ディキチヤンの写真展『OUTLANDS』で展示される写真は、そんな曖昧で少し物悲しい感覚と甘美さを呼び起こす。会場はアラムがフィルムカメラで撮影したモノクロ写真の新作で構成されている。鑑賞者は懐かしさや美しさ、胸を刺すような痛みを覚え、離れたい気持ちや求める気持ち、さまざまな自分の中にある気持ちが問
シネマグラフとは、写真を部分的に動かすことで、そこに注目を集める表現手法のことです。 今回ご紹介するのは、そんなシネマグラフを巧く利用したファッションフォト9選。海外サイト『AcidCow』に掲載されていた作品には、「一部のみが動く」ことによって生まれる静寂とのコントラストが、実に見事に反映されています。 髪が、体が、服が、まるで風になびくかのように揺れる。たったそれだけのことで、より一層際立つ、しんとした静けさ。この対比によって、モデルの女性が持つ「生」が妙に生々しく感じられるから不思議です。 今にも話しだしそうな身近さ、触れられそうな距離感。シネマグラフが持つ独特の世界観に、あなたもきっと心奪われてしまうことでしょう。 誰もがしばし見惚れてしまうこと必至なファッション・シネマグラフ9選を、それでは心ゆくまで、ご堪能あれ。 (文=田端あんじ) 参考元:AcidCow 画像をもっと見る
2013年04月06日02:58 カテゴリワークショップヤバ景(やばい景観) 横須賀で「うまくならない写真ワークショップ」開催。そして擁壁に夢中になりつつあるぼく。Tweet ひさしぶりに「うまくならない写真ワークショップ」やります。今回は横須賀で! ■うまくならない写真ワークショップ@横須賀 ■2013年5月12日(日)10:00〜16:30 ■集合場所:産業交流プラザ(横須賀市本町3-27ベイスクエアよこすか一番館3階) 大きな地図で見る ■定員 20名 ■持ち物:デジタルカメラ(またはカメラつき携帯電話)など。歩きやすい服装。 ■昼食休憩のためにいったん解散しますので、その間に各自昼食をおとりください。持参したお弁当を集合場所で食べることもできます。 ■参加費:500円(保険料含む)。その他、交通費、飲食費等は各自でご負担ください。 ■参加申し込みは参加者全員の氏名、年齢、代表者の住
日本を代表する写真ギャラリー、タカ・イシイギャラリーがアマナホールディングスとの合弁会社「株式会社アマナティーアイジー」を設立することが発表された。 タカ・イシイギャラリーは1994年の開廊以来、荒木経惟、森山大道、畠山直哉などの大御所写真家をはじめ、積極的に日本人アーティストを海外へ紹介してきた。清澄白河、六本木、京都にギャラリーを構え、国内外のアーティストの展覧会を開催。また、多数の写真集やアートブックを出版し続けることでも知られている。 今回、日本有数のストックフォト事業を展開するアマナホールディングスとの提携にあたり、一般マーケットにおけるコンテンツの販売力と事業基盤を構築し、グローバルな戦略を展開する見込みだ。今後、写真家の作品写真がどのようなコンテンツ販売と結びつくのか、新たなアートビジネスに期待が高まる。新会社「株式会社アマナティーアイジー」の代表取締役は、タカ・イシイギャラ
当サイトのコーナーのひとつに「ちょっと見てきて」というものがある。見たいものをリクエストすると、その写真を持っている人が投稿してくれる、かも知れない、というピースフルなサービスだ。 先日、ここに「線路がいっぱいあるとこみたいわぁ」というテーマが投稿された。 線路がごちゃごちゃしている光景はいい。これまでも当サイトで車両基地のかっこよさをさんざん書いてきたこともあり、投稿しようとアルバムから写真を探しはじめたところ、ひとつ気づいたことがある。 狭軌ってセクシーだ。
清澄白河AI KOWADA GALLERYで、現在開催中の写真家・伊島薫氏による最新シリーズ「あなたは美しい」展。本展で展示されているのは、現在のデジタルカメラの最高技術により撮影され、高精細なまま横幅10メートルにも及ぶ、前例のないスケールに拡大されたヌード作品のシリーズ。今日ほとんどのデジタル写真において行われる「加工や修正」が一切なされていない『Nico』と題された女性の巨大なヌードは、私たちに毛穴やシミ、産毛の1本1本まで見ることを強制し、巨大化された人体のヌードを通し「美醜の基準」を改めて問いかけるコンセプトの作品です。 本講座では、伊島氏と同様「ヌード」という媒体により自身の真摯な芸術表現を追求し「生の素晴らしさ」や「愛と勇気、希望」というピュアなメッセージを私たちに問い続け、その写真表現を凝縮した作品集によって”わいせつ図画頒布”容疑で逮捕後、処分保留で釈放され、各メディア
フェルメールやレンブラント、ラファエロ、ベラスケスといった巨匠によるバロック絵画。美術の授業で習ったり、どこかのホテルのロビーで見かけたり。絵画にあんまり興味がないという人でも、きっと一度は目にしたことがあるんじゃあないでしょうか。 オーストラリア・メルボルンを拠点に活躍する写真家、ビル・ゲカスさんは、そんなバロック絵画をモチーフにした作品を撮影しています。 モデルを務めるのは、ゲカスさんの5歳の娘、アテナちゃん。アテナちゃんは、バロック絵画に描かれている人物と同じようなポーズ、同じような衣装で写真に収まります。 おもしろいのは、絵画の雰囲気を残しつつ、ホンモノとはちょっとだけ違うところ。例えばフェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」をモチーフにした写真のタイトルは「Girl without an earring(耳飾りなしの少女)」。ホント、アテナちゃんは耳飾りをしていないわ! 英ニュー
私はこれまで、「世界を旅する写真家のためのアドバイス」なるものを、いくつもオンライン上で目にしてきましたが、その多くは、本物の写真家が書いたとは思えないものでした。中には実際に役立つものもありますが、まるで役立たずなものも多いのです。ここでは、私が世界中を飛び回った7年間の経験から得た、本当に役に立つ情報を紹介しましょう。よそでは、あまりお目にかかれないアドバイスだと思います。 1.カメラはオンボロに見せかけろ 世界を飛びまわる写真家に贈る最初のアドバイスは、機材を盗難から守れということです。発展途上国だけでなく、世界のあらゆる場所に泥棒はいます。連中は、あなたのきれいなカメラがヤミ市場にいくらでさばけるかを知っており、何としてもあなたの機材を盗もうとします。 旅に出る時、私は、自分のカメラが古くてオンボロに見えるようにしています。カメラにガムテープを巻き付け、ありふれた汚いバックパックに
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19世紀後半から20世紀前半にかけて活動した写真家、エドワード・S・カーティス。彼がその人生の大半をかけて追い求めた被写体は、ネイティブアメリカンと呼ばれるアメリカ先住民たちだ。ナヴァホ族、ズニ族など、アメリカ中西部からアラスカまでの80以上の部族を訪ねて回り、失われつつあったネイティブアメリカン社会の様子と、そこで生きる先住民たちの姿をカーティスは写真にとらえた。東京ミッドタウンにあるFUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館で開催中の『エドワード・S・カーティス作品展 アメリカ先住民の肖像』では、そんなカーティス自身が制作した貴重なヴィンテージプリントの数々を目にすることができる。 カーティスが撮影を始めた1900年前後は、白人に対する根深い不信、強い怒りを先住民たちがはっきりと共有していた時代だ。そのような状況下で、白人であるカーティスが彼らの社会に触れることの困難は想像に難くな
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