国交正常化以降、「最悪」といわれる日韓関係はどうなるのか…。先週、韓国は日本との軍事情報包括保護協定“GSOMIA(ジーソミア)”の破棄を決定。対立は、安全保障や経済に波及し、これほどの関係悪化のきっかけとなった「徴用」をめぐる問題でも、両国の主張は平行線のままだ。日韓両国の思惑はどこにあるのか?そして、北東アジアの安全保障に影響が出かねないと懸念するアメリカの出方は?取材とインタビューで掘り下げて考えるとともに、今後の見通しを解説しながら、解決の糸口が見つかるのか、その行方を徹底分析する。 韓国と取り引きのある、日本の商社です。 韓国のニュース動画 「きょう、外務省がGSOMIA破棄を通達します。」 ソウル支店 担当者 「“強い不満”…。」 今、取引先の韓国企業から、問い合わせが相次いでいます。 担当者 「対立で両国間の物資の輸出入に影響が発生するのではないか、現場が心配をしておりまして