日中首脳会談に合わせて中国を訪れている世耕経済産業大臣は、鍾山商務相と会談し、両国が参加するRCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉について、目標としている年内の実質的な妥結に向け、協力していくことで一致しました。 この中で、日本や中国、インドなど16か国が参加するRCEPの交渉について、参加国の中で経済規模が最も大きい日中両国がリーダーシップを発揮することが重要で、各国が目標としている年内の実質的な妥結に向け協力していくことで一致しました。 また会談のあと、世耕大臣は記者会見で、国際的なルールに基づいた自由貿易の推進に向けたWTO=世界貿易機関の改革について「改革しなければならない点は認識が一致したが、方法論は今後、中国と議論を深めていく必要がある」と述べ、中国との間で今後も対話を続けていく考えを示しました。
8月20日、マレーシアのマハティール首相には、中国への妥協案があるようだ。北京で20日、歓迎式典に臨むマハティール氏(2018年 ロイター/Jason Lee) [シンガポール 20日 ロイター BREAKINGVIEWS] - マレーシアのマハティール首相には、中国への妥協案があるようだ。中国の経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」ならぬ、データ量の単位である「一バイト一路」とでも呼ぶべきものだ。 5月に再任されて以来初となる同首相の中国訪問は、北京や上海ではなく、電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング本社のある浙江省杭州から17日スタートした。ここでの訪問先には自国企業との提携拡大を決めた自動車メーカー吉利汽車(ジーリー)<0175.HK>も含まれた。
南北をつなぐ「新経済地図」の課題や経済効果について分析する金融関係者ら=ソウル市ヨイドのホテルで2018年5月29日=聯合infomax提供 米朝首脳会談の行方を、固唾(かたず)をのんで見守るのが、北朝鮮に隣接する韓国と中国だ。両国の関係者は米朝関係改善後のビッグビジネスを逃すまいと、浮足立っている。 文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による2度目の首脳会談直後の5月29日、ソウルの金融街、汝矣島(ヨイド)。ある一流ホテルの大会議場に、金融関係者約300人が集った。横断幕には「朝鮮半島 新経済地図と金融」。「新経済地図」は、4月の首脳会談の際に文氏がUSBメモリーで金氏に資料を渡した南北をつなぐ経済ベルト建設構想だ。聯合ニュースによると、政府の金融委員会の崔鍾球(チェジョング)委員長は報告で「南北が一つの市場になり、活路を切り開く重要な課題だ」と
トランプ政権は7月から500億ドル相当の中国製品に関税を課すと発表した。即座に対抗関税を発表した中国は、今世紀半ばまでに米国に並ぶ大国になるという目標を掲げている。両者の角逐は足元の“貿易戦争”だけでなく、先端技術や軍事まで幅広い分野で本格化していくだろう。 日経ビジネスでは6月25日号特集「米中100年 新冷戦~IT、貿易、軍事…覇権争いの裏側」で、現在の関税措置の打ち合いや米国の懸念、中国化する世界の現状を徹底した現地取材でまとめた。それに関連して、米中に精通した専門家のインタビューを掲載する。初回の今日は米外交シンクタンク、外交問題評議会のアジア研究部長を務めるエリザベス・エコノミー氏に話を聞いた。 エコノミーさんは最新の著書『The Third Revolution』で習近平・国家主席が率いる現在の中国の状況を毛沢東による建国、鄧小平による改革開放に次ぐ第3の革命と名付けています。
制裁解除に中国企業の期待も大きい。吉林省で長く朝中ビジネスの仲介をしてきた朝鮮族のAさんのもとには相談と依頼が殺到している。アジアプレスの電話取材に、Aさんは次のように答えた。 「制裁解除を今か今かと待つ中国企業が押し寄せている。貿易だけでなく、鉱山開発や建設投資の相談が多い。中国では工場稼働の環境基準が厳しくなったため、汚染物が出る鉱物の精錬工場を北朝鮮に移転したいという相談がいくつかあった。建設会社からは、北朝鮮にビルやアパートを建てて販売する事業のパートナーを紹介してほしいと頼まれている。 単発の貿易だけでなく、北朝鮮側との合弁事業を望む会社が多く、両国の担当者が往来して面談を続けている。だが、合弁は制裁が解けないとできないので、今のところはまだ相談だけだが、期待はとても大きい」 朝中国境貿易の最大の拠点、遼寧省の丹東市でも、制裁解除を当てにした動きが活発化している。アジアプレスの中
北朝鮮国内で不人気だった金正恩氏に対する評価が今年に入り一変している。中国、韓国の首脳との立て続けの会談を経て、経済回復や変化を期待する人が増えているのだ。12日のトランプ米大統領との会談を前に、金正恩氏の評判について調べた。(カン・ジウォン) [関連写真を見る] 10枚の写真がとらえた権力に抵抗する若い女性たち 庶民から幹部まで、北朝鮮の人々の金正恩氏に対する評価は芳しくなかった。若造、国一番のデブ、叔父の張成沢を殺した不道徳者、金一族のことしか考えない落第指導者…。このように、金正恩氏を悪し様に罵る人も多い。 執政した6年間、核・ミサイル開発以外に実績らしきものはなく、むしろ強い制裁を科されて経済は窮し、金正恩政権に対する住民の不満の声は高まる一方だった。その評価が一変したのは、去る4月27日の文在寅大統領との首脳会談からである。北部の咸鏡北道に住む取材協力者は次のように分析する。 「
昨年秋、老華人企業家の伝記がシンガポールと香港で発売されるや中華圏でブームを呼び、総選挙(5月9日実施)を前にしたマレーシアでは政治的波風まで引き起こした。 書名は英文版が『ROBERT KUOK A MEMOIR WITH ANDREW TANZER』(シンガポール・Landmark社)で、中文版が『郭鶴年自傳 郭鶴年口述 Andrew Tanzer 編著』(香港・商務印書館)。 郭鶴年(ロバート・クオック)――。1923年、マレーシアのジョホール生まれ。1960年前後には「砂糖王」と呼ばれ、1970年代末には拠点を香港に移して「嘉里(Kerry)集団」を率いて物流、シャングリラ・ホテル・チェーン、不動産開発、メディア業界などで辣腕をふるう。北京中枢とも太いパイプを持ち、中国市場でも派手なビジネスを展開し、数年前に香港からマレーシアにUターンした本人が、華人企業家としての自らの人生を振り
(参考写真)疲れ果てたのか、農村動員の合間に横になって休む女性。2013年6月に両江道で撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)◆商社幹部「上の人間が大変」 4月23日に中国税関当局が発表した3月の対北朝鮮貿易統計によると、北朝鮮から中国への輸出は1237万8千ドルで、前年同月比89.19%減だった。 北朝鮮の貿易の約9割を中国が占めており、統計を見ると、昨年実施された国際社会の経済制裁によって、北朝鮮の外貨収入に深刻な打撃が続いていることがわかる。同統計によると、2月の中国輸出額は約95%減だった。3月の輸入は1億4292万9千ドルで同56.43%減、輸出入合計額は1億5530万7千ドルで同64.9%減だった。 貿易不振の影響について、中国に駐在している北朝鮮の貿易機関の幹部に、4月後半、短く話を聞くことができた。 ――ビジネスはどうか? 「ダメに決まっているではないか。輸出の書類を中国(税
(参考写真)疲れ果てたのか、農村動員の合間に横になって休む女性。2013年6月に両江道で撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)◆商社幹部「上の人間が大変」 4月23日に中国税関当局が発表した3月の対北朝鮮貿易統計によると、北朝鮮から中国への輸出は1237万8千ドルで、前年同月比89.19%減だった。 北朝鮮の貿易の約9割を中国が占めており、統計を見ると、昨年実施された国際社会の経済制裁によって、北朝鮮の外貨収入に深刻な打撃が続いていることがわかる。同統計によると、2月の中国輸出額は約95%減だった。3月の輸入は1億4292万9千ドルで同56.43%減、輸出入合計額は1億5530万7千ドルで同64.9%減だった。 貿易不振の影響について、中国に駐在している北朝鮮の貿易機関の幹部に、4月後半、短く話を聞くことができた。 ――ビジネスはどうか? 「ダメに決まっているではないか。輸出の書類を中国(税
昨年来、高値が続いてきた燃料価格が急落している。ガソリン価格はこの1か月間で約30%、軽油も約35%値下がりした。国内各地で物価調査を続けている取材協力者たちは「中国からの密輸だという噂はあるが、はっきりした理由は分からない」と、急落の原因に首をかしげている。 5月8日に北部地域に住む複数の取材協力者が調べたガソリン市場価格は1キロ当たり1万13ウォン(約129円)、軽油は5340ウォン(約69円)で、4月初旬に比べて35%程下落。最高値を記録した2月後半に比べると約65%も値下がりした。ちなみに、燃料価格が急騰する直前の昨年4月はガソリン1キロが8400ウォン程だった(いずれもアジアプレス調べ)。 北朝鮮の市中の石油燃料は、政府が管理する「燃油供給所」や国営企業から横流しされるものが大部分で、政府が供給する価格や量によって市中価格も上下する。また、石油燃料は100%外国から輸入されている
中国・北京の人民大会堂で行った記者会見の終わりに握手を交わすドナルド・トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席(2017年11月9日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Fred DUFOUR 【1月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との電話会談で、対中貿易赤字が拡大し続けていることに遺憾の意を示し、現状は「持続不可能」だと指摘した。ホワイトハウス(White House)が16日、発表した。 ホワイトハウスは声明で、トランプ大統領が電話会談で「米国の対中貿易赤字が膨らみ続けていることへの失望を表明した」ことを明らかにした。中国側が12日に出した統計によると、米国の対中貿易赤字は昨年10%増えて2758億ドル(約30兆5000億円)に到達している。 声明ではさらに、朝鮮半島情勢について両首脳が
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