北朝鮮の故・金正日(キムジョンイル)総書記の専属料理人で、3年前に平壌に渡航した藤本健二氏がこのほど、同氏が経営する平壌の日本料理店で目撃された。藤本氏に関しては、所在が確認されず、安否が心配されていた。 筆者が共同で調査報道を進める北朝鮮専門ニュースサイト「NK News」に対し、関係者が明らかにした。 所在がわからないとして、安否が心配されていた故・金正日氏の料理人だった藤本健二氏。このほど、北朝鮮での無事が確認された(2014年、都内で撮影)。 NK News提供 藤本氏が北朝鮮当局に身柄拘束された可能性を伝える日本メディアの報道が続く中、藤本氏の所在確認の情報は日本政府をはじめ、関係者に安ど感を与えそうだ。 平壌にいる関係者2人が最近、2017年2月に藤本氏が平壌中心部の百貨店ビルに開店した日本料理店「たかはし」を訪れ、食事したことを明らかにした。この料理店をめぐっては、すでに閉鎖