【ソウル聯合ニュース】国際原子力機関(IAEA)は北朝鮮北西部・寧辺の5メガワット(MW)原子炉が昨年12月初めから稼働していないとしながら、新たな燃料が装填(そうてん)された可能性を指摘した。現在開催中の年次総会に先立ちまとめられた北朝鮮の核問題を巡る報告書の内容が18日、IAEAホームページで確認された。 報告書は昨年8月以降、寧辺核施設一帯の動向を観察してきた結果、「原子炉が稼働を停止した兆候がとらえられた」と記した。8月中旬までは明らかな稼働の兆候が見られていたが、8月末から11月末までは断続的に稼働する動きがあり、12月初め以降は稼働する様子は全くないという。稼働を停止した期間は、使用済み核燃料を取り出して新たな燃料を装填するのに十分な長さだったと指摘した。 寧辺ではプルトニウムを抽出する再処理工場である放射化学研究所と軽水炉の建設現場も、それぞれ昨年後半を境に特記すべき活動兆候