先の「カルマ」にまつわるエントリの冒頭で、私はこれが『「ことのは騒動」における本質とはほとんどからまないだろう』と書いた。その割に最終的に、Gripへのオウムの関与が無かったことを強く示唆する結論となった。これはまさに本質の一つではあるわけで、自分の先見の明の無さにはつくづく呆れるばかりである。 とはいえ、私が最初に「本質」と書いた部分については依然としてノータッチであることも確かである。その「本質」とは何か。 それはあの企画書を書いたのは誰か?Grip企画を実質的に作り上げたのは誰か?という問題である。 改めて「Grip 報道メディア設立企画書」を読み込んで、私は不思議に思うことがあった。あの企画、あのシステムに泉氏の居場所が見えないのである。 スラッシュドットとDiggの最大の違いの原因は「編集者」が存在するかしないかであると、既に述べた。Digg型のサイトは「編集者」を本質的に必要と