NATROMと言います。それなりの規模の病院の勤務医です。臨床医を20年ぐらいやっています。多くの医師と働く機会がありましたが、その中でも臨床医としてもっとも優れていると私が思っている先生は、現在、病床がない診療所の院長をしています。仮に山田先生としましょう。 大学病院や総合病院にも優れた先生、尊敬できる先生はたくさんいます。特定の専門分野に限れば、おそらく日本でも有数の医学者と言えるような。でも、臨床の場で、診断がついていない患者さんがかかるプライマリケアの現場では、優れているとは言い難いのです。 たとえば、胃がんの診療に力を入れ、そこら中から胃がんの患者さんが紹介されてくる、胃がんの治療では日本で一番というような医師がいたとしましょう。その医師は、「胃のあたりがなんとなく不快」と訴える患者さんに対して、必ずしも正しい診療ができるでしょうか? 上部消化管内視鏡の検査をして患者さんが胃がん
グラフィックデザインの業界団体・AIGAが、東京五輪の公式エンブレムの公募について「多くのデザイナーに“ただ働き”を強いている」と批判する公開書簡を発表した。 世界的に影響力のあるグラフィックデザインの業界団体・AIGA(米国)はこのほど、東京五輪・パラリンピックのエンブレム公募に反対する公開書簡をWebサイトで公表した。広く公募するコンペ方式で実施することが実質的にデザイナーのただ働きにつながる上、作品の権利を無償譲渡することが条件になっているなど、対価も不十分だと批判。組織委の森喜朗会長に対し再考を求めている。 五輪エンブレム問題では、アートディレクターの佐野研二郎さんによるデザインが採用されたものの、他のデザインとの酷似が相次いで指摘されるなどしたため白紙撤回され、公募で選ぶことになった。応募受け付けは先月24日から今月7日まで行われ、1万4599件の応募があったという。 採用者には
Slava Vakarchuk disputes the idea that his songs are political. “I don’t write political songs, I write social songs,” he says.Photograph by Roman Pilipey / Demotix / Corbis On August 31st, while the Ukrainian parliament debated a bill to grant greater autonomy to separatist regions in the country’s restive east, ultra-nationalist protesters hurled firecrackers, Molotov cocktails, and a grenade at
靖国神社(東京都千代田区)で爆発音がして不審物が発見された事件で、建造物侵入容疑で逮捕された韓国人、全昶漢(チョン・チャンハン)容疑者(27)が9日の再来日の際、爆発物の材料となる火薬のようなものなどを所持していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。「(11月23日の)靖国神社は失敗。もう1回やろうと思った」との趣旨の供述をしていたことも判明。警視庁公安部は爆発物を仕掛けるため再入国した可能性が高いとみて慎重に調べる。 全容疑者は今月9日午前10時ごろ、韓国から羽田空港に入国。到着を把握して駆けつけた捜査員に身柄を確保された。その際、火薬のようなものや、タイマーのようなものなどを所持していたという。 全容疑者は靖国神社に不法侵入した疑いで逮捕されたが、当初は「よく分からない」と容疑を否認。再来日の理由を「日本の記者から質問を受けて、靖国神社のトイレを確認しに来た」と供述した。
消費税の軽減税率を巡って自民党は、焦点となっている対象品目を明確にするため「外食」まで広げ、「酒類を除く飲食料品」とすることも含めて調整していることが分かりました。一方、制度の実施には安定的な財源の確保が欠かせないとして、結論を先送りし、今後1年かけて捻出することも検討しています。 しかし、与党内には、ハンバーガー店などで持ち帰りにする場合や、コンビニエンスストアの店内に設置された、いわゆる「イートイン」で食事をする際など、「加工食品と外食との線引きがあいまいで消費者や事業者が混乱しかねない」という指摘が出ています。 このため自民党は、対象品目を明確にするため「外食」まで広げ、公明党が当初主張していた「酒類を除く飲食料品」とすることも含めて調整していることが分かりました。 ただ、これにより、必要となる財源は1兆3000億円に上ることから、自民党は制度の実施には安定的な財源の確保が欠かせない
【ソウル=井上宗典】靖国神社のトイレで爆発音がした事件で、韓国政府は10日、建造物侵入容疑で逮捕された韓国人の 全昶漢 ( チョンチャンハン ) 容疑者(27)の顔写真や氏名を報じた日本メディアの報道姿勢について、日本政府に抗議した。 韓国外交省関係者は「まだ容疑者段階であり、韓国政府としては自国民のプライバシーを保護する必要がある」としている。 韓国メディアは通常、自国民の関心が高い重大事件や公職者、著名人らが関与した事件などを除き、容疑者や被告人の氏名は姓だけを報道。顔写真を掲載するケースも少ない。今回の事件でも全容疑者の姓だけが報じられ、韓国主要紙は顔写真を修整し掲載した。韓国メディアは警察署内で容疑者にカメラを向けて取材することも多く、日韓の報道手法には違いがある。
1960年以前、皆さんのおじいさん・おばあさん、そのまたおじいさん・おばあさんは、今より良質なバナナを食べていた。「グロス・ミシェル」というバナナは、今日、世界で売られているバナナより、大きくておいしく、弾力もあった。 「もっと、しっかりした味でした」と、 『バナナの世界史 世界を変えた果物の数奇な運命』の筆者ダン・コッペルさんは、この黄色のフルーツについて述べた。「もっとクリーミーだったんです」
トランプの「イスラム教徒入国禁止」発言で共和党予備選はこのままの形で継続させることが困難に Mark Kauzlarich-REUTERS 今週飛び出したドナルド・トランプの「すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ」というコメントは、与野党一体となっての非難の大合唱に包まれました。 オバマ政権のアーネスト報道官が「大統領候補の資格なし」と切って捨てたのを筆頭に、民主党サイドだけでなく、ブッシュ前大統領、チェイニー前副大統領、ライアン下院議長などの共和党の大物も口を極めて非難をしています。 ペンシルベニア州のフィラデルフィアといえばアメリカ建国時の首都であり、来年7月に民主党の党大会が予定されている大都市ですが、同市のマイケル・ナッター市長は「トランプの入市禁止」を宣言。一方で海を渡ったイギリスでも、「トランプ入国禁止措置を求める請願」が盛り上がっています。 そんなわけで、まともな
自民党関係者「議員逮捕なんてしたら、検察によるクーデターだよ」危機感ゼロの安倍・二階派「認めさえすれば立件されない」見方広がる
寒くなってくると、やかんに手が伸びる頻度が高くなる。お茶やコーヒーの用意をして、火にかけたやかんが音を立てるまで待つ。私はこのなにもしない隙間の時間がけっこう好きだ。 とはいえ、ちょっとぼーっとしていると、すぐにやかんはシュンシュンとささやきはじめる。それでも放っておくと、やがて蓋がカタカタと鳴り出す。 私が愛用しているやかんは、プロダクトデザイナーの柳宗理がデザインしたステンレスケトルだ。もう10年以上使い続けているので、油ハネやら汚れやらでだいぶ貫禄が出てきた。「早く沸くやかん」のキャッチコピーで広く知られているから、とくにデザインに興味がなくても見たことがあるという人は多いだろう。 「ケトル」と言いつつも、その姿は昔懐かしいやかんの形だ。ただ底がふつうよりも平べったく広い。だから、コンロの火をあますところなく受けて、お湯が早く沸く。そんなわけで空白時間は、いつもあっという間に終わりを
米国の市場調査会社コムスコアがこのほどまとめた米国の消費支出に関するリポートによると、この11月から12月にかけてのホリデーシーズンにおける同国のオンライン小売り支出額は701億ドルとなり、1年前の同じ時期の613億ドルから14%増える見通しだ。 この支出額の前年比伸び率は、昨年の15%水準を若干下回る。だがコムスコアのジャン・フルゴニ名誉会長によると、今年の景気見通しは楽観的という。 今年は感謝祭(11月第4木曜日)からクリスマスまでの日数が1日多く、ガソリン価格が低下している。これらのことから消費者の支出の機会と金額がともに増えると、同氏は述べている。 また昨年は、感謝祭とその翌日のブラックフライデーにおけるオンライン支出額が25%以上伸び、比較的不振だった実店舗販売を十二分に補ったが、今年はそれと同じことが起こるという。 アマゾンが断トツ さらに同氏は、米ニュース専門放送局CNBCの
ミャンマー中部、マンダレーという名のいかにもぱっとしない古都の真ん中で、スペインから来たアニータという女子と仲良くなった。 当時のミャンマーにWi-Fiはなかった。インターネットカフェがかろうじて数軒。10日の滞在の間に1回だけ入ったら、観光客に交じって橙色の袈裟に左肩をはだけた坊さんがフェイスブックを閲覧していた。 僧侶は町中いたるところで見かけた。えんじ色の僧衣を着た小さな少年僧たちが、神妙な顔でバスの中に連なっているのがかわいい。うす桃色の僧衣は、女の子の見習い僧が着るものだという。敬虔な上座部仏教の国で、お坊さんに対する町の人の敬意は市中に漂う。敬意はお寺への寄進額にもあらわれる。寄付指数は世界一なのだとか。 ネットで母国の人間と交信したり母国のニュースをサーフィンしたりすることがなかった分、滞在中の思い出は色濃く残った。
韓国ソウルの日本大使館前で、自分の体に火を付けた男性と消火に当たる女性(2015年8月12日撮影)〔AFPBB News〕 「帝国の慰安婦」を上梓した韓国人の朴裕河(パク・ユハ)教授が、韓国の地検によって在宅起訴された。地検は言論・出版や学問の自由は憲法が保障しているが、著書は「学問の自由を逸脱した」としている。 教授は慰安婦問題を感情からではなくファクトから追求した結果、日韓間だけの問題ではなく帝国という時代の申し子という考えに至り、学問的に解明しようとした。研究の成果として日本を免罪はしないが、同時に「韓国も変わらなければならない」という考えに至った。 しかし、「韓国も・・・」という指摘が、韓国民や大統領の意図を忖度する地検には許せなかったようだ。これは権力に媚びる事大主義にも似て、李氏朝鮮以来の国民性でもある。 自由な発言を遮る公権力 今回の在宅起訴について、日本の全国紙は「自由な議
スキャンダルの渦中にいるマレーシアのナジブ・ラザク首相にとって、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の主催は気まずいタイミングのはずだったが・・・ 〔AFPBB News〕 スキャンダルの渦中にあるマレーシアのナジブ・ラザク首相にとって、自由な世界やそれほど自由でない世界の政治指導者たちと顔を合わせるには、今は耐え難いほどきまりの悪い時期だったはずだ。 ナジブ氏が設立を後押しした開発基金「1MDB」は現在、疑わしい取引に関する複数の国際捜査で名前が取り沙汰されている。 おまけに110億ドルもの債務を抱え、アップアップの状態だ。 だが、名前が明らかにされていない中東のある人物から7億ドルの寄付が個人口座に振り込まれたと報じられたばかりのナジブ氏は、クアラルンプールで先週開かれた会議のためにやって来た米国大統領と中国首相をもてなす機会を楽しんだように見えた。 それはそうだろう。バラク・
シンガポールのシャングリラ ホテルで、首脳会談を行うに当たって握手を交わす中国の習近平国家主席(右)と台湾の馬英九総統(2015年11月7日撮影)。(c)AFP/Roslan RAHMAN〔AFPBB News〕 会談の開催が台湾で報じられたのが直前とも言える11月3日の夜であり、中国でも4日であった。そのことから、中台の当局者間で隠密裡に話を進めていたことは間違いない。 一種のサプライズであったことは事実だが、台湾にとってこの首脳談がもたらす影響は短期的には小さいだろう。長期的にみても、中台関係の「現状維持」に変更を加えることにはなりそうにない。 第三国での会談の機会を探っていた中国、台湾 台湾の馬英九総統は、2014年秋に北京で開催されたAPEC首脳会議の機会に、中国の習近平主席との首脳会談を希望していた。だが、中国側が国際会議の場を利用するのは台湾を「国家」として扱っているように誤解
多くの新聞社はまだ、継続的な削減に代わる策をほとんど見いだしていない。 新聞業界は好況に沸いているのか、それとも破滅に向かっているのか? ニュースになるほどの金額がオンライン新聞に投資されている。ドイツの出版社アクセル・シュプリンガーは9月、4億4200万ドルの評価額でビジネス・インサイダーを買収した。そして、映画テレビスタジオを運営するNBCユニバーサルは8月、別のオンラインメディア企業バズフィードに2億ドル出資した。 だが、金属活字の時代に発行された媒体では、ニューズ・コーポレーションやトリビューン・パブリッシング(シカゴ・トリビューンやロサンゼルス・タイムズなどの発行元)が今月公表した数字が浮き彫りにしたように、広告収入が減少し続けている。 米国の日刊紙は2005年から2014年にかけて、全体の60%にあたる約300億ドルの広告収入を失った。ほとんどの場合、広告収入が減少するたびに、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く