警察が22日午前、ソウル中区貞洞(チョンドン)の京郷新聞社建物にある全国民主労働組合総連盟(民主労総)の本部事務室(13~15階賃貸)に電撃的に公権力を投じた。違法ストライキの主導容疑で逮捕令状が出された鉄道労組幹部13人中、キム・ミョンファン鉄道労組委員長ら9人を検挙するためだった。民主労総本部に警察などの公権力が投入されたのは1995年の民主労総設立以降、18年目にして初めてとなる。公権力投入に反発して民主労総は28日にもゼネストに突入して政権退陣運動に出ると明らかにした。これに伴い、政府と労働界間の年末の大激突が展開されるものと見られる。 計69個中隊5500人余りの警察人員を投入した警察の強制進入・逮捕作戦はこの日午前9時頃に始まって午後9時すぎまで行われた。警察は鉄道労組指導部がこの建物の14階に集まっていると判断。警察逮捕グループ600人余りが押し入り、建物の1階から17階屋上