「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」――などのプラカードを掲げたデモが東京・新大久保(二月九日)、大阪・鶴橋(二月二四日)であった。三月三一日にも予定され、言動が激化する可能性があるという。こうした「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」が三月一四日、東京・参議院議員会館であり、約二五〇人が参加した。(関連記事13ページ) 呼びかけたのは、有田芳生参議院議員(民主)など国会議員一一人。冒頭、有田氏は「明らかに表現の自由の一線を越えるような言動が日常になってきた。歯止めをかけるために継続的に取り組みたい」とあいさつ。『ネットと愛国』(講談社)などを書いた安田浩一さん(ジャーナリスト)は次のように批判した。「デモの中心である『在特会』(在日特権を許さない市民の会、本誌二〇一〇年三月一二日号参照)は〇七年一月の設立。大多数の人々は反発するが、妄想にもとづ
社会 【タグ】大川原化工機 大川原化工機事件国賠訴訟が結審 新たな警察の捏造も判明 粟野仁雄・ジャーナリスト|2023年9月22日4:19PM 警視庁による捜査での捏造が発覚した大川原化工機(横浜市都筑区)をめぐる事件(本誌7月7日号・同14日号既報)で同社の大川原正明社長らが国(検察庁)と東京都(警視庁)に約5億6500万円の賠償を求めた訴訟は東京地裁(桃崎剛裁判長)で9月15日に結審した。判決は12月27日の予定。 証人尋問で警察側の捏造告白を引き出した高田剛弁護士。(撮影/粟野仁雄) 6月30日に証人尋問された警視庁公安部外事第一課の現職警部補2人は「捏造です」など、自らの組織の捜査について告白している。これを否定することもできなかった警視庁側は完敗だろう。注目は検察の責任を認めるかどうかだ。同社代理人の高田剛弁護士は9月8日に最終準備書面を裁判所に提出。異例の「起訴取り消し」となっ
「第5回 靖國の心を未来へ! 感謝の心をつなぐ青年フォーラム」で話す我那覇真子氏。(撮影/本誌取材班) 「日本滅亡グローバル化政策を強力に推し進めているのが、なんと真正保守を謳われる安倍政権というのはどういうわけでしょう。政権一代でこれほど日本を壊した例はほかにはありません。空前絶後とはこのことでしょう」 敗戦から74年を迎えた2019年8月15日、東京・千代田区の“靖国神社”内で行なわれた集会に登壇した、保守系のネットメディア「日本文化チャンネル桜」沖縄支局キャスターの我那覇真子氏は、冒頭の発言をした。8月15日、“靖国神社”では、大村益次郎像の横に特設テントが設けられ、午前に「日本会議」や「英霊にこたえる会」主催の「戦歿者追悼中央国民集会」が催されるのが恒例だ。16年からは、午後に「感謝の心をつなぐ青年フォーラム」実行委員会による集会も催されている。 沖縄出身の我那覇氏といえば、昨年に
『日本会議の研究』の著者・菅野完氏が、2013年に自身が関わる市民運動へのカンパ金のほぼすべてを着服し、運動をパージされていたことが明らかになった。(本誌取材班) 本誌は昨年12月27日付でホームページの「おしらせブログ」に〈性的「暴行」事件を起こした『日本会議の研究』の著者・菅野完氏をめぐる「運動体」の対応〉(http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3692)と題する記事を掲載した。同記事では、菅野氏が当時所属していた差別・排外主義に抗する「しばき隊」を抜けるに至った背景には、〈反レイシズムの広報活動のために集められ、「差別撤廃 東京大行進」のデモの制作費に充てるよう考えられていたカンパ金の一部を着服し、使い込んでいたことが発覚したためという〉とし、〈菅野氏は界隈の運動に関わらないとの旨の誓約書を書き、運動からパージされた〉との経緯を複数の関係者の証言として載せ
舞の海氏の「排外発言」記事についての見解 平井康嗣・本誌編集長 5月9日号の「アンテナ」欄8ページに掲載した記事〈“昭和天皇万歳”集会で 舞の海氏が排外発言〉が5月22日にネット配信されて以後、この記事を非難する声がネット上で広がりました。小社にも意見の電話を3本いただきました。記事の問題点は(1)記事は捏造、歪曲ではないか、(2)「排外発言」の見出しは間違いではないか、という2点になるでしょう。 記事には〈「外国人力士が強くなり過ぎ、相撲を見なくなる人が多くなった。NHK解説では言えないが、蒙古襲来だ。外国人力士を排除したらいいと言う人がいる」と語ると、参加者から拍手が湧いた〉とありました。この部分に対し、「講演の動画を見ると、排外というよりはむしろ、モンゴル人力士を称える内容の講演だ」「記事は都合よく切り貼りしている」という趣旨の意見がネット上で多く見られました。 確かに記事中の「 」
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