タグ

ブックマーク / ameblo.jp/j260434d (21)

  • 『破壊措置命令とはなにか』

    「1 防衛大臣は、弾道ミサイル等(弾道ミサイルその他その落下により人命又は財産に対する重大な被害が生じると認められる物体であつて航空機以外のものをいう。以下同じ。)が我が国に飛来するおそれがあり、その落下による我が国領域における人命又は財産に対する被害を防止するため必要があると認めるときは、内閣総理大臣の承認を得て、自衛隊の部隊に対し、我が国に向けて現に飛来する弾道ミサイル等を我が国領域又は公海(海洋法に関する国際連合条約に規定する排他的経済水域を含む。)の上空において破壊する措置をとるべき旨を命ずることができる。 2 防衛大臣は、前項に規定するおそれがなくなつたと認めるときは、内閣総理大臣の承認を得て、速やかに、同項の命令を解除しなければならない。3 防衛大臣は、第一項の場合のほか、事態が急変し同項の内閣総理大臣の承認を得るいとまがなく我が国に向けて弾道ミサイル等が飛来する緊急の場合にお

    『破壊措置命令とはなにか』
    Ereni
    Ereni 2017/07/10
  • 『弾道ミサイル北極星2号がついに実戦配備 日本への影響は?』

    北朝鮮は昨日5月21日に、北朝鮮西部の北倉付近から準中距離弾道ミサイル「北極星2号(KN-15)」を発射し、これを成功裏に終えました。そして今日、韓国の聯合ニュースによれば、北朝鮮の金正恩委員長はこの発射成功を受けて、北極星2号の実戦配備と量産を承認したとのことです。これは日にどのような影響を及ぼすのでしょうか? (昨日北朝鮮が実施した北極星2号の発射の瞬間。画像は朝鮮労働新聞 http://www.rodong.rep.kp/ko/ より 2017年5月22日14時52分最終閲覧) 固体燃料による即応性 北極星2号の最も大きな特徴は、このミサイルが従来のスカッドやノドンのような液体燃料ではなく、固体燃料を用いている点です。 液体燃料というのは、ミサイルを飛ばすのに必要な燃料と酸化剤(弾道ミサイルは外から空気を取り入れることが出来ないため、酸化剤により内部で酸素を供給して燃料の燃焼を起こ

    『弾道ミサイル北極星2号がついに実戦配備 日本への影響は?』
  • 『北朝鮮の新型ミサイル 本当に日本に関係があるのか』

    先日北朝鮮西岸から発射された新型中距離弾道ミサイル「火星12」について、日の報道機関の注目点が少しズレていると筆者は感じています。どういうことか、簡単に解説したいと思います。 (北朝鮮が発射した新型中距離弾道ミサイル火星12 画像は毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170515/dde/001/030/063000c より 2017年5月16日23時最終閲覧) 到達高度とミサイル防衛 今回の火星12の発射で日の報道機関が最も注目しているのがその到達高度の高さです。弾道ミサイルは目標地点まで弧を描いて飛んでいきます。通常火星12のような中距離弾道ミサイル(射程3000〜5500kmの弾道ミサイル)は、普通に飛ばした場合その孤の1番高いところ、つまり到達高度はだいたい1000km以下と言われています。しかし、今回の火星12の到達高度はそれを遥かに上回る

    『北朝鮮の新型ミサイル 本当に日本に関係があるのか』
    Ereni
    Ereni 2017/05/17
  • 『今注目の「集団的自衛権ではない米艦防護」とは』

    日付けの朝日新聞に「海自艦、初の米艦防護へ 四国沖まで、安保法制に基づき」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170430-00000005-asahi-pol (2017年4月30日午前9時54分最終閲覧)という記事が掲載されました。実はこの場合の「米艦防護」は、2015年の安保法制で注目された集団的自衛権の行使としての措置ではないのです。どういうことなのか、今回はこれについて簡単に解説したいと思います。 (今回米艦防護を実施する護衛艦いずも 画像はwikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82_(%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6) より) 「武器等防護のための武器使用」とは 普通米艦防護と言われると、多くの方は「集団的自衛権」を連想さ

    『今注目の「集団的自衛権ではない米艦防護」とは』
  • 『対艦弾道ミサイルの可能性あり?北朝鮮が公開した新型弾道ミサイル』

    この新型弾道ミサイルについて、米国では「KN-17」という名称が付けられました。見た目はノドンやスカッドに近いものがありますが、1番似ているのはスカッド系かなと筆者は感じています。米国の分析ではこのミサイルは一段式で、液体燃料を用いているのではないかと見られています。(1) 外見から分かる特徴は2つで、1つは装輪式(タイヤ式)の車両ではなく装軌式(いわゆるキャタピラ式)の車両に搭載されている点、そしてもう1つは弾頭部に機動用の制御翼が付いている点です。 特に弾頭部の制御翼は重要なポイントで、これはこのミサイルの弾頭が目標に向かって「機動する」ことを意味しています。つまりより命中精度が高まる可能性を示唆しているのです。実は北朝鮮には既に命中精度が高い弾道ミサイルが配備されています。それがソ連のミサイルをもとに開発された「KN-02 トクサ」と呼ばれるものです。

    『対艦弾道ミサイルの可能性あり?北朝鮮が公開した新型弾道ミサイル』
  • 『「ゴーストフリート」に踊らされた極東 カールヴィンソンは南へ』

    韓国のメディアでは連日「カールヴィンソン打撃群が間も無く朝鮮半島に展開する」と言った内容の報道が繰り返しなされ、韓国の聯合ニュースは4月11日付けの記事で、韓国軍関係者の話として「カールヴィンソン打撃群は4月15日頃に朝鮮半島に到着する見通しだ」と具体的な日時を付けて報じました。(1) しかし、実はカールヴィンソン打撃群は報道にある朝鮮半島とは真逆の、そこから3500マイルほど離れたインド洋にいたのです。

    『「ゴーストフリート」に踊らされた極東 カールヴィンソンは南へ』
    Ereni
    Ereni 2017/04/19
    『そしてなにより、北朝鮮自身も核実験の日時を米国の動きに配慮して遠慮したのではないか?との分析もなされています』
  • 『北朝鮮のICBMから米国を守る 整備が進むGBI』

    北朝鮮によるミサイル発射や核実験の兆候を受けて緊張が高まっていますが、中でも米国が懸念しているのが北朝鮮によるICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発です。実際に北朝鮮はKN-08/14といったTEL(移動式発射台)搭載型ICBMをパレードで展示したり、さらにICBM向けの新型エンジンの燃焼試験や小型核弾頭の開発を進めています。この切迫した脅威に対して、米国はいかに対応するのでしょうか。 米土を護るGMD 米土に飛来する弾道ミサイルを直接撃ち落とすのが、「GMD」と呼ばれるものです。GMDは「地上配備型ミッドコース防衛」のことで、弾道ミサイルが宇宙空間を飛翔しているミッドコース段階において撃ち落とすものです。GMDはGBI(地上配備型迎撃体)と GFC(GMD 射撃管制システム)から構成されており、宇宙空間からミサイル発射の際に放出される熱を感知する早期警戒衛星や、米土や海上に配備され

    『北朝鮮のICBMから米国を守る 整備が進むGBI』
  • 『本当に米国による北朝鮮への先制攻撃の危機はあるのか』

    米海軍のカールヴィンソン打撃群が朝鮮半島に緊急展開するとの報道があって以来、巷では「先制攻撃があるのでは⁉︎」という意見がかなり出回っています。しかしそれは当に妥当な意見なのでしょうか。 この「先制攻撃論」に現実味を与えたのが先日の米国によるシリア攻撃でしょう。たしかにシリアに対する攻撃が北朝鮮へのメッセージを込めたものであることは、米国のティラーソン国務長官も暗に述べていますし、筆者も同感です。しかしそれはあくまで北朝鮮に対する「恫喝的メッセージ」に過ぎず、先制攻撃をするとは一言も言っていません。そしてなによりシリアと北朝鮮では決定的な違いがあります、それが「国際社会からの理解が得られやすいかどうか」です。 シリア攻撃では、たしかに国際法上は違法に近いものではあったにせよ、国際社会から一定の理解と支持を得られました。これは化学兵器という非人道的兵器による一般市民への攻撃が行われたという

    『本当に米国による北朝鮮への先制攻撃の危機はあるのか』
  • 『カールヴィンソン打撃群が再び朝鮮半島へ その目的は』

    米太平洋軍は今日、シンガポールを出港した空母カールヴィンソンを中心とする「カールヴィンソン打撃群」を、当初の目的地であるオーストラリアではなく、朝鮮半島周辺に向かわせたことを明らかにしました。その目的はなんなのでしょうか。

    『カールヴィンソン打撃群が再び朝鮮半島へ その目的は』
  • 『シリア空軍基地強襲 「違法だが正当」な論理とは』

    そもそもシュライアート空軍基地に対する攻撃は、遡ること3日前の4月4日にシリア北西部のイドリブ県において、シリア政府軍が化学兵器を用いた空爆を実施し、子供達を含む多数の死傷者が出たことに起因します。実はこの化学兵器を用いた空爆を行った航空機が飛び立ったのが、まさにこのシュライアート空軍基地だったというわけです。この化学兵器による惨状は動画や写真とともに世界中に拡散され、多くの反響を受けました。これ以降の米国の動向について、国防総省からの発表をもとに簡単に見ていきたいと思います。

    『シリア空軍基地強襲 「違法だが正当」な論理とは』
  • 『ロシアに対抗 国防力を強化するポーランドとその内容』

    ロシアによるクリミア侵攻以来、欧州各国はロシアの存在に戦々恐々としています。そんな国の一つであるポーランドは、最近大規模な国防力の強化に乗り出しました。昨年末にポーランド国防省は、2017〜2022年までに新たな兵器を購入するための予算として145億ドルを計上する計画を発表しました。今回はそれも含めて、陸・海・空・ミサイル防衛の分野でどのような動きがあったのか、見ていきたいと思います。 ポーランド国防省はつい先日、外国から中古のレオパルド2戦車を購入する計画を明らかにしました。ポーランドは現在ドイツ連邦軍から中古として購入したレオパルド2 A4/A5型を合わせて約250両あまり保有していますが、今回具体的にどの国から何両を購入するかは不明です。 また現在128両のレオパルド2 A4については、ポーランドの国内企業PGZの傘下企業とドイツのラインメタル社が連携してレオパルド2PLと呼ばれるク

    『ロシアに対抗 国防力を強化するポーランドとその内容』
  • 『半島情勢で注目 邦人保護措置とは』

    在外邦人等保護措置は、先述した通り安保法制で整備されたばかりの新しい措置で、根拠法は自衛隊法第84条の3です。そもそも在外邦人等保護措置とは、海外で内乱や騒乱のような、その国にいる日人が危険にさらされてしまう可能性が高まるような事態が起きた場合に、外務大臣が防衛大臣に要請をして、内閣総理大臣の承認を経て防衛大臣が命令を下し、自衛隊がこの日人を当該国から救出する措置のことです。この在外邦人等保護措置には、実施にあたって以下の要件が満たされている必要があります。

    『半島情勢で注目 邦人保護措置とは』
    Ereni
    Ereni 2017/04/13
    『しかし、A国と隣国のB国が戦争をした場合にA国に行って邦人保護を行おうとすると、B国による攻撃(戦闘行為)が予見される場合には少なくともその地域に自衛隊を派遣することはできないということになります。ただ
  • 『無人機で弾道ミサイル追跡 米国の取り組みとは』

    ミサイル防衛というと日の報道ではSM-3やPAC-3、また最近ではTHAADといった迎撃用装備ばかりが注目されますが、これらの装備が弾道ミサイルを迎撃するには、ミサイルが発射されたという「早期警戒情報」と、現在ミサイルがどこを飛んでいてどこに落ちそうだという「追跡情報」が必要不可欠です。このうち早期警戒情報を提供するのが早期警戒衛星というものです。 米国が運用する早期警戒衛星には現在2つの種類があります。1つは以前から使用されている古いタイプの「DSP衛星(Defense Support Program Satellite 防衛支援プログラム衛星)」、もう1つがこのDSPの後継となる「SBIRS(Space-Based Infrared System 宇宙配備型赤外線システム)」です。どちらも端的に言えば仕組みは同じで、衛星に赤外線センサーを搭載し、ミサイルが発射された際に放射される熱を

    『無人機で弾道ミサイル追跡 米国の取り組みとは』
  • 『米陸軍に求められる「対艦攻撃能力」』

    今月開催された米海軍のイベントである「West 2017」において、米太平洋軍司令官のハリー・B・ハリス海軍大将が「私が太平洋軍を去る前に、陸軍が対艦攻撃演習を実施するのを見たい」と発言したことがUSNI Newsで報じられました。同報道によれば、ハリス司令官は米陸軍の防空システムと米海軍のNIFC-CA(海軍統合火器管制-対空・高度なデータリンクを介して目標情報を共有して、最適な形で敵を迎撃する一連のシステム)を組み合わせて、海軍や陸軍の間で目標情報をやりとりするという仕組みを提唱したとのことです。

    『米陸軍に求められる「対艦攻撃能力」』
  • 『防衛技術シンポジウム 国産の弾道弾迎撃システム』

    現在我が国は北朝鮮による弾道ミサイルの脅威に晒されています。北朝鮮が保有する弾道ミサイルのうちで我が国にとっての脅威となるのは準中距離弾道弾のノドン(射程1500~2000キロ)や中距離弾道弾のムスダン(射程2500or3200~4000キロ)などです。 さて弾道ミサイルには通常軌道・わざと高く打ち上げて近くの目標に向けて撃つロフテッド軌道・低く打ち上げて迎撃側の発見を遅らせるディプレスト軌道など様々な打ち上げ方法があるのですが、このうち通常軌道・ロフテッド軌道に関しては既存のSM-3とPAC-3でも迎撃態勢を整えられます。しかし問題はわざと低い軌道を描くディプレスト軌道の場合です。ディプレスト軌道の場合はSM-3の最低射高である70キロかそれより低い軌道で日に向かってくる可能性があります。そうなると当然SM-3では対応出来ず、結局PAC-3に頼るしかなくなってしまうことになります。PA

    『防衛技術シンポジウム 国産の弾道弾迎撃システム』
    Ereni
    Ereni 2017/03/07
  • 『ロシア海軍を封じ込める 米・英・ノルウェーの「P-8Aトライアングル」』

    近年ロシア海軍の動きが活発化してきています。これにより米国は北大西洋での動きを制限される可能性も指摘されていますが、これに対処する策を近年米国は欧州諸国と進めています、それが個人的に筆者が「P-8Aトライアングル」と呼んでいる取り組みです。 2016年2月、当時の米欧州軍司令官フィリップ・ブリードラヴ空軍大将は、ロシア海軍の潜水艦が北大西洋や地中海での行動を活発化させてきたことにより、米海軍の攻撃型原潜は「ゾーンディフェンス」を実施せざるを得なくなったと発言しています。従来はロシア海軍の潜水艦の動きが低調だったために、米海軍の攻撃型原潜がそれに単艦で張り付く事が出来たのに対して、近年は単艦でより広いエリアをカバーする必要性に迫られたということでしょう。 また2015年末には、ロシア海軍黒海艦隊所属の改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌ」が、地中海から巡航ミサイル「カリブル」でシリアのラッカに

    『ロシア海軍を封じ込める 米・英・ノルウェーの「P-8Aトライアングル」』
  • 『初の迎撃試験成功!SM-3ブロック2Aとは何か』

    SM-3ブロック2A最大の特徴は、その長大な射程距離と高い射高です。現在海上自衛隊や米海軍で使用されているSM-3ブロック1A/1B(海上自衛隊は1Aのみ)は、射程が約1000kmで射高が約500km程度とされています。ブロック1Bはこれより多少射程が伸びていると言われていますが、大して違いはありません。しかし今回迎撃試験に成功したSM-3ブロック2Aは、射程が約2000kmで射高が約1000kmあるとされています。つまり単純に言えば、既存のSM-3に比して性能が倍になったと言えます。

    『初の迎撃試験成功!SM-3ブロック2Aとは何か』
  • 『法的な意味での「戦闘行為」とは?』

    政府としての「戦闘行為」の定義は、平成14年2月5日に出された「衆議院議員金田誠一君提出「戦争」、「紛争」、「武力の行使」等の違いに関する質問に対する答弁書」(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b153027.htm)において明らかにされています。同答弁書によれば、戦闘行為とは「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう」と定義されています。加えて国際的な武力紛争とは、「国家又は国家に準ずる組織の間において生ずる武力を用いた争いをいうと考える」と定義されています。

    『法的な意味での「戦闘行為」とは?』
  • 『簡単解説、今注目の駆け付け警護とは?』

    「PKOの文民職員やPKOに関わるNGO等が暴徒や難民に取り囲まれるといった危険が生じている状況等において、施設整備等を行う自衛隊の部隊が、現地の治安当局や国連PKO歩兵部隊等よりも現場近くに所在している場合などに、安全を確保しつつ対応できる範囲内で、緊急の要請に応じて応急的、一時的に警護するもの」 つまり、PKO関係者などが危険な状況に陥った際に、要請を受けた近辺で活動している自衛隊がこれを助けにいく、ということが「駆け付け警護」です。ただし、駆け付け警護という言葉自体はPKOにおいてのみ適用されるものではないので、厳密に言えば防衛白書の記述は極めて限定的なものと言えます。

    『簡単解説、今注目の駆け付け警護とは?』
  • 『北朝鮮が発射したミサイル、スカッドかノドンか』

    これが今回発射された弾道ミサイルですが、まず先端部が尖った鉛筆の様な形をしているのが分かります。これは北朝鮮が保有しているスカッドミサイルに近い形状です。さらにミサイルの右横に見える移動式発射台(TEL)に注目すると、後輪が2つ、さらにこれでは見えませんが前輪が2つの計4つのタイヤが片側に付いているのが分かります、実はこれもスカッドミサイルの特徴です。

    『北朝鮮が発射したミサイル、スカッドかノドンか』