新宿の地下街で書店に寄った際(3月7日)、『頭がいい人の敬語の使い方』(本郷陽二著、日本文芸社 2006)という本を目にしました。いくつも重ねてあったので、売れているものとみえます。以前に出た本なのに今になって気づいたわけは、帯に次のように大書してあったからです。使ってませんか!?/「とんでも/ございません」「おや、自分は『とんでもございません』という言い方を使っているが、誤りなのだろうか?」と思った人が手に取ることをねらっているものとみえます。 この「とんでもございません」は、たしかに、よく敬語の誤りの例として出されるものです。それで、帯で訴えるのにふさわしいと出版社は判断したのでしょう。インターネット書店で確認したかぎりでは(買わなかったので)、「「とんでもございません」はとんでもない誤用」という章または節もあるようです。 筆者の文章の細かいニュアンスを知らずにいうのも気が引けますが、
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