「稲田大臣を守れなかった」 防衛省のある内局官僚(背広組)は、そういう風な感想を力なく抱いたという。そして、「これは敗北だ。明らかに陸幕(陸上幕僚監部)の一部が策謀したクーデターだ。今後、一部のリークによって大臣、事務次官、陸幕長を排除できるような前例が残ってしまった。本来なら、日報などの日々の部隊活動に関する報告をどうするか、稲田大臣には責任をもって決めていただくべきだったのに」とも嘆いた。 メディアでは、稲田朋美氏は史上最低の防衛大臣だったという報道がなされている。もちろん、悪評がたくさんあるのは事実である。大臣周辺の陸上自衛隊(陸自)幹部は、稲田氏に「ゴジラ」というあだ名をつけていたという。巨大不明生物「ゴジラ」は自衛隊発足以来の敵であり、破壊者であるから、その辟易ぶりがうかがわれる。また、自衛隊幹部(制服組)や内局でも批判的な声があったのは著者も耳にしている。 しかし、統合幕僚監部
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