陸上自衛隊のイラク派遣の日報に「戦闘」という記載が複数あったことをめぐって、国会で、野党側は「非戦闘地域」だとしてきた政府の説明と食い違うと追及しました。これに対し、小野寺防衛大臣は、民主党政権時代に「非戦闘地域」と認めていたことも引き合いに、偶発的なもので戦闘行為にはあたらないと反論しました。 これに対し、小野寺防衛大臣は「偶発的なものは『戦闘行為』にはあたらない。自衛隊が活動した地域は『非戦闘地域』の要件を満たしていた」と反論しました。 そのうえで、小野寺大臣は「鳩山政権の時、当時の枝野国務大臣も『非戦闘地域を超えた活動はなされていない』と答弁しており、イラク支援法に基づき自衛隊の活動が行われたという認識は変わらない」と述べました。 また、小野寺大臣は「日報は現場の隊員が緊張感を持って対応した状況がわかる一次資料として貴重なものだ。保存期間を10年とし、その後は国立公文書館に移管する」