農林水産省は11日、菓子や調理食品の原料原産地を表示せずに販売したなどとして、スーパーマーケット「ロピア」(川崎市)に対し、食品表示法に基づき是正と、再発防止などを指示した。千葉や神奈川など12都府県の74店舗で「国内製造」を表示しない商品などを計約65万パック販売した。 不適正表示があったのはスコーンやあげもちなど18商品。農水省によると、表示作成システムの誤入力やチェック不足があったほか、小分けして販売する商品には表示義務がないと誤認していたことなどが原因という。
NHKは6日、今年4月19日放送の「クローズアップ現代 広がる女性のひきこもり 〝孤立〟をどう防ぐのか」の内容の一部が事実と異なり、「女性がひきこもりから脱しているにも関わらず、現在もひきこもりであるかのように伝わる放送になっていた」として、6日放送の同番組で訂正するとともに、女性や視聴者らに謝罪した。 番組によると、ひきこもりを経験した女性を紹介した際に「働きたいと思っても、その一歩が踏み出せていません」と伝えたが、「女性は放送当時、企業などに就職して働きたいという意向は持っていませんでした」と訂正。 また、「仕事をしていない自分を肯定しようと、掃除だけで1日6時間を費やしていました」と伝えた部分は、「実際は掃除だけでなく、掃除を含めた家事を過去に1日6時間行っていました」として訂正した。 6日の番組で桑子真帆キャスターは「事実関係の確認が不十分でした」として、「取材を受けていただいた女
宗教法人「幸福の科学」創始者兼総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)氏が死去したことが2日、関係者への取材で分かった。66歳。 昭和31年、徳島県生まれ。東京大法学部を卒業後、商社に勤務していたが、61年に幸福の科学を設立した。 62年に出版した著書「太陽の法」がベストセラーとなり、その後も多くの著書を出版。公称1100万人の信者獲得につなげたとされる。劇場映画公開による広報活動にも力を入れた。 平成21年には政界進出を目指して政治団体「幸福実現党」を設立。この年の衆院選に出馬し、落選した。その後、学校法人「幸福の科学学園」を立ち上げた。さらに幸福の科学大学を設置する計画を進めていたが、26年に文部科学省の大学設置・学校法人審議会が開設を不可と判断した。
将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位=が2冠を達成した第61期王位戦七番勝負の第2~4局の封じ手計3通がオークションサイト「ヤフオク!」で落札された計2250万2千円について、出品者の日本将棋連盟は25日、すべての落札者からの入金が確認されたと発表した。収益から実費を差し引いた全額が、7月の九州豪雨災害の被災地支援に寄付される。 第2局と第4局を藤井棋聖が封じた。第2局は550万1千円で、第3局は200万1千円、決着局となった第4局が1500万円となった。 藤井棋聖と、前王位の木村一基九段(47)はオークションの落札者や参加者に感謝のコメント寄せた。藤井棋聖は、チャリティーオークションを提案した木村九段にも謝意を示した上で「復興が一日でも早く進むことを心より願っています」とした。 オークションは14日正午に始まり20日に締め切った。一時は1通に3800万円を超える入札があったが、入札者と連絡が
「利き手である左手腱鞘(けんしょう)炎の悪化により、もはや細密画は描けません」-。漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の作者、太田垣康男さん(52)が、精密な画風を大幅に変えて連載を続けている。腱鞘炎は腕を酷使する漫画家の多くが悩む職業病だ。「漫画家・太田垣康男の新たな画風も気に入っていただければ」。太田垣さんの模索と挑戦が続いている。(文化部 本間英士) 32年ほぼ休みなし 同作は、平成24年から青年漫画誌「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載。「ガンダム」シリーズである同作は、独立を目指すジオン公国と地球連邦政府が争う「一年戦争」の末期から物語が始まる。骨太のストーリーが人気を集め、4月26日には最新13巻が発売された。 どれだけ作画に力を入れているかは、原稿を一目見れば分かるだろう。「漫画業界では、『自分の絵はこれでいいと思った瞬間、読者が離れていく』という残酷な現実があ
東海道新幹線で6月、乗客の男女3人が殺傷された事件で、鑑定留置に入っていた小島一郎容疑者(22)=殺人容疑などで逮捕=について、横浜地検が刑事責任能力が問えると判断し、同罪などで起訴する方針を固めたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。地検は小島容疑者の刑事責任能力の有無を調べるため、7月中旬から約4カ月の予定で鑑定留置を行っていた。 また、小島容疑者が犯行場所に新横浜-小田原間の新幹線内を選んだことについて、「邪魔されずに犯行に及ぶためには新幹線が良いと思っていた」との趣旨の供述をしていることも新たに判明。動機については「自分で考えて生きるのが面倒くさく、他人に頼って生きる方が楽だと思い刑務所に入りたかった。無期懲役を狙っていた」などと説明していた。 捜査関係者によると、小島容疑者から反省の言葉はなく、取調官の「なぜ面倒くさいのか」との問いかけについても「自分がそう考えているのだか
近現代史研究者の辻田真佐憲さんの話 極端から極端に振れたという印象だ。こういう問題が起きるとすぐに「休刊すべきだ」となりがちだが、それでは話を単純化してしまう。問題の記事を寄稿した人が「言論弾圧だ」と主張する言質を与えることにもなる。これが前例となると、今度はリベラル系の雑誌が問題を起こした際に、休刊の圧力が強まる結果にもなりかねない。次号で性的少数者(LGBT)についての多様な意見を紹介するなど、きちんと言論で対応すべきだったのではないか。
12月9日に配信した「危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー」の記事中にある「日本人を救助した」は確認できませんでした。現在、米海兵隊は「目撃者によると、事故に巻き込まれた人のために何ができるか確認しようとして車にはねられた。実際に救出活動を行ったかは確認できなかった」と説明しています。 記事は取材が不十分であり削除します。記事中、琉球新報、沖縄タイムスの報道姿勢に対する批判に行き過ぎた表現がありました。両社と読者の皆さまにおわびします。 ◆検証 「危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー」報道 本紙は、昨年12月1日に沖縄県沖縄市で発生した車6台の多重事故に関する自社報道の内容を検証した。事故ではねられて一時意識不明の重体となった在沖米海兵隊のヘクター・トルヒーヨ曹長について「横転した車両から50代の日本人男性
大阪府立高の頭髪指導訴訟をめぐるツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が、新潟県の米山隆一知事に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したことが18日、分かった。 訴状などによると、米山知事は昨年10月末、自身のツイッターで大阪府立高での頭髪指導をめぐる訴訟に言及。府立高の責任者は「維新の松井さん」とし、「異論を出したものをたたきつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足する」などと投稿した。 松井知事側は「維新の松井さん」が自身を指していることは明らかで、「党内でまるで『独裁者』であるかのように振る舞っているとの印象を抱かせる」と指摘。その後に米山知事が「松井さんとは書いていない」と否定する投稿をしたことを考慮しても、社会的評価を低下させたと主張している。 米山知事「言論の自由をどう考えているのか」と反論 松井知事は18日、米山知事の投稿に関
12月11日は私の誕生日。なんだかぼやぼやしているうちに60歳になってしまった。 60歳になれば多くの会社員は定年退職である。だから自分も仕事を全て引退し、遊んで暮らそうと思っていた。それが念願でもあった。しかし、その誕生日にこの原稿を書いている。それが幸せなんだか不幸せなんだかわからない。「赤いちゃんちゃんこ」もない。 先日、羽生善治さんが永世七冠を達成した。本当にすごいことだ。永世称号の規定は新聞社によって微妙に違う。それは大山康晴会長(故人)が、生意気な後輩が危なくある永世称号の権利を取得しそうになり、急遽(きゅうきょ)規定を変えたのだ。5期取得でよかったはずが、連続5期に変更された。この違いは本当に恐ろしい。それに歩調を合わせるように、永世称号の規定は厳しくなっていった。昔からあった永世名人は通算5期で今となってはもっともゆるい。通算10期や連続5期というのもめずらしくない。 そん
命題に気づくのは一瞬の直観最近私は、民族には「脱落のプロトコル(命題)」があると主張している。歴史上、その民族が関心を持たなかったものは、どうにもこうにも分からないのである。 たとえば古代エジプト人の「歴史」、だから歴史書が一冊も残っていない。日本人の「奴隷制」、故にシベリア捕囚を抑留と勘違いして、奴隷労働をさせられてしまった。韓国人の「文化」、文化はシナ文化しかなく、自分の文化には関心がなかった。だから彼らは「入ってきたら内の物」だと思う。剣道も華道も韓国起源、孔子は韓国人だったという。外国人はこうのたまう彼らの文化(?)を俗にウリジナルといっている。 実に身もふたもない。だが、はじめから分かっていたわけではない。今から30年前の自分の本を読み返してみると、「なぜ彼らは受容しても自分の文化だと思うのだろうか」と、真剣に考えているのである。人間が真剣に何かしている過程は美しいので、文章も国
「やっぱり産経さんはお引き取りください」。一瞬、何を言われたのか分からなかった。新潟市のホテルで、9月23日に開かれた新潟県平和運動センター主催の講演会。ゲストスピーカーは、東京新聞社会部の望月衣塑子記者で、テーマは「武器輸出と日本企業-安倍政権の危険なねらい」。県政記者クラブで告知され、取材に訪れた本紙記者は、主催者につまみ出される形で会場を退席した。その顛末(てんまつ)は…。 本紙記者が、この講演を知ったのは開催前日の夕方のことだった。新潟県政記者クラブに告知されたリリースが県政担当の記者から支局にファクスされ、記者が取材に行くことになった。 望月記者は、同じ大学の出身ということで個人的に親近感があった。産経新聞と東京新聞とでは論調は異なるが、取材現場の第一線で働く先輩記者の話を生で聞けるチャンスでもある。北朝鮮など国際社会の情勢や問題をどうとらえているのか、純粋な気持ちでぜひ、お聞き
ダウン症の子を妊娠したマウスに投与すると、生まれた子の脳の構造が変化して学習能力が向上する化合物を発見したと、京都大の萩原正敏教授(化学生物学)らのグループが、5日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。化合物の作用で神経細胞の増殖が促され、ダウン症の症状が改善されるという。 将来、出生前診断をした人の胎児を対象とした薬剤の開発につながる可能性がある。ただ、人の胎児で臨床研究を行うことの是非など、早期の実現には倫理面で課題がある。 ダウン症は21番染色体が1本多い3本になることで起き、発達の遅れや、心臓疾患などの合併症を伴うこともある。グループは、神経の元になる細胞(神経前駆細胞)が増えないことがダウン症の原因の一つと考え、717種類の化合物をふるい分けし、神経幹細胞が前駆細胞を増殖するのを促進する化合物を発見。「アルジャーノン」と名付けた。 ダウン症の子を妊娠したマウスに1日1回、経口
京都府立朱雀高校(京都市中京区)が昨年11月、妊娠中の3年生の女子生徒(18)に、休学を勧め、卒業するには、体育の補習が必要と説明していたことが15日、分かった。 同校によると、昨年8月ごろ、女子生徒の妊娠が発覚。女子生徒は同級生との卒業を望んでいたが、高校側は11月ごろから、出産準備に専念するため休学するよう勧めた。その際、女子生徒の体育の成績が「1」のため、卒業には、球技や持久走などを含めた実技の補習が必要になると説明したという。 同校では、病気やけがの場合は「特別な事情」として配慮するが、「全日制では生徒の妊娠を想定しておらず、妊娠を特別な事情とは考えていない」と説明している。 一方、学校側は取材に対し「母体のことを考慮すれば、ハードな実習だけを課すことは考えていなかった」としており、「生徒側との話し合いのなかで、実技の補習を座学などで代用することも視野に入れていたとした」と釈明した
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