中国こそ次の巨大なインターネット市場であるとの認識が急速に広まりつつあるなか、MicrosoftとGoogleは中国市場をめぐる争いに向けて臨戦態勢を整えており、その第1ラウンドが米国の裁判所で開始されようとしている。 Microsoftは米国時間18日、検索技術担当の元バイスプレジデントで、中国における事業戦略立案の責任者を務めていたKai-Fu Leeが競合禁止条項および守秘義務に違反したとして、同氏を提訴した。またMicrosoftは、Googleも違反と知りながらLeeを雇用し、中国に新設した同社のリサーチセンターの責任者に任命することにより、Leeの違反行為に加担したとして、同社も提訴した。 たしかに、LeeがMicrosoftの音声認識技術および検索技術の開発責任者であり、同社のBill Gates会長の側近であったことを考えれば、MicrosoftがGoogleに対して怒るの
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