ネコが年間で生み出す経済効果は? 近年、イヌの飼育数が減少し続けるなか、ネコの飼育数は増加傾向にある。また、ネコの写真集をはじめとする書籍や映画、CMなどのコンテンツが急増しているほか、和歌山電鐵貴志川線貴志駅の「たま駅長」のように、ネコを使った集客活動を展開する自治体も増えてきている。いま、「ネコノミクス」という造語が生まれるほどのネコブームが巻き起こっているのだ。 なぜいまネコブームなのか。そしてネコにはどのくらいの経済効果があるのか。世間で話題になっているあらゆる出来事の経済効果を算出する“ミスター経済効果”こと宮本勝浩名誉教授(関西大学)に話を聞いた。 鈴木: 感覚的にもネコが好きな人はかなり多いと思いますが、ネコは一体、どれほどの経済効果を生んでいるのでしょうか。 宮本: まず、エサ代、おもちゃ代、病院代などを含むネコ1匹の飼育にかかる平均年間費用を算出したところ、11万1424
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