食品自主回収、今年は最多ペース2008年11月29日16時46分印刷ソーシャルブックマーク 不適切な表示や規格・基準の逸脱などによる食品の自主回収が、過去最多だった07年を超すペースで増えていることがわかった。農林水産省所管の農林水産消費安全技術センター(本部・さいたま市)がまとめた。 それによると、9月末までの集計で07年の同時期より1割多い587件。07年はミートホープによる偽装牛ミンチ事件など偽装問題の影響で、03年に統計を取り始めて以来年間最多の756件だった。このまま推移すれば今年は800件に達しそうだという。 今年の回収理由で最も多いのは、アレルギー原因物質や添加物、期限などの表示が不適切だったケースで258件。残留農薬が基準を超えたり、指定外の添加物を使ったりして、規格や基準を外れたのが73件、異臭や変色などの品質不良が67件、異物混入が59件などの順だった。 食品別では菓子