トヨタ生産方式では、周知の通り「働きに結びつかない動きをムダと呼ぶ」と定義する。そして徹底したムダ取りを行っていくのだが、このとき、「ムラがあるから、ムリをする。ムリをするから、ムダが出る」という因果関係で、物事を見る、と経験者からきいたことがある。つまり、なぜムダが生じるのか、という問題について、非常にジェネラル(汎用的)なレベルで
トヨタ生産方式では、周知の通り「働きに結びつかない動きをムダと呼ぶ」と定義する。そして徹底したムダ取りを行っていくのだが、このとき、「ムラがあるから、ムリをする。ムリをするから、ムダが出る」という因果関係で、物事を見る、と経験者からきいたことがある。つまり、なぜムダが生じるのか、という問題について、非常にジェネラル(汎用的)なレベルで
「3人の子どもに13個のオレンジを公平に分けるにはどうしたらいいでしょうか?」――ページをめくると、こんな“クイズ”からはじまる。書籍『ずるい考え方』(木村尚義・著/あさ出版)は、「ラテラルシンキング」を扱った入門書。 「ラテラルシンキング」とは、まっすぐに筋道立てて解答を導いていく「ロジカルシンキング」とは異なり、タテ・ヨコ・ナナメいろいろな角度から“常識”や“先入観”の枠にとらわれずに解答をもとめる思考法。解答はひとつではなく、時にはジャンプしていきなり到達することもできるのがラテラルシンキングの特徴。 冒頭のクイズの答え、「4個ずつ分けて余った1個を3等分する」のはロジカルシンキングの発想。ラテラルシンキングの答えは本書をチェック! 気になったのが「ずるい」というワード。本書で扱うのは、「はじめに」で書かれている「人を出し抜いて非難されるような『ずるい』ではなく、思いがけない発想で、
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