中間管理職と「クソどうでもいい仕事」 前回(不要不急の仕事を生み出す「9割の中間管理職」は不要である)も紹介したように、今、現代社会分析の書として注目を集めている『ブルシット・ジョブ』の著者である文化人類学者デヴィッド・グレーバーは、「テクノロジーが発展すれば人間は長時間働かなくてもよくなる」というケインズの週15時間労働達成の予言について言及しています。 グレーバーは、それをこなす自分たちですら必要がないと思っている仕事・役職についている中間管理職のような存在、つまり「クソどうでもいい仕事」という不必要な仕事が新しく生まれたことによって、せっかくのテクノロジーの進展をうまく活用できないでいることを指摘しました。 これはまことにユニークな分析であるとともに、現代社会の問題を鋭くえぐり出していると言えます。 デジタル化でペーパー過多になる矛盾 また、同じく前回紹介した『ブルシット・ジョブ』の
