7月6日の西日本豪雨で、広島県警察本部は住民の救助などに当たるため、当時警察署などとの間で行われた通信指令の音声を公開しました。救助要請を受けながらも道路が寸断され現場に近づけないなど、警察が対応しきれない事態になっていたことが改めて明らかになりました。 公開された音声は7月6日の午後8時台に記録されたもので、全部で30分あり、土砂に埋まってドアが開かないといった通報や、道路冠水で避難ができないといった通報など各地の状況を伝える音声が残されていました。 被害が次々と入り、緊迫した状況が高まっていて、中には車のドライバーが濁流に流されているといった様子や、救助の要請を受けながらも土砂崩れなどで道路が寸断されパトカーが現場に近づけないといった状況も記録されていて、警察が対応しきれない事態になっていたことが改めて明らかになっています。 広島県警察本部で指示にあたった通信指令課の宮下健一副指令官は