シンガーソングライター岡崎律子の遺作にして、『ヤマノススメ』作者しろのデビュー作。 それが、今年で発売から20周年を迎えたアドベンチャーゲーム『シンフォニック=レイン』である。 工画堂スタジオによって生み出された本作は、音楽学校を舞台に、卒業課題の発表会を目指して、オリジナル曲の完成と歌のパートを担当してくれるパートナーを見つけることが目的のゲームであり、プレイヤーが選んだ選択肢だけでなく、ヒロインたちとのセッションの結果次第でエンディングが分岐する、ギャルゲーと音ゲーを融合させたような一風変わったシステムを持つ作品だ。 画像はシンフォニック=レイン ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)よりそのゲームコンセプトからもおわかりいただけるように、『シンフォニック=レイン』は “音楽” が物語の重要な鍵を握る作品であるが、その作中に登場する楽曲たちが、
先日アップされた私が『ダーティハリー』を批評したこちらの太田出版のエントリについて、須藤にわかさんという方が反論をしていました。 ohtabookstand.com note.com 簡単に説明すると、須藤にわかさんは私がアメリカンニューシネマ(1960年代末から70年代頃のハリウッド映画の新しい潮流をざっくり指す言葉)について嘘ばかり言っているとおっしゃっておられます。須藤さんがアメリカンニューシネマがお好きなのはわかりますが、これはまったく歴史的な経緯をふまえていない議論です。むしろ須藤さんのエントリのほうが、現在の映画批評で言われていることに比べるとだいぶ違うので、アメリカンニューシネマあるいはNew Hollywood(上記記事で触れているように、これは日本語と英語では微妙にズレた意味で使われることもあると思いますが)について大きな誤解を招く可能性があると思います。私は基本的に、先
Republic, Lost 作者: Lawrence Lessig出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2012/10/02メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る1.リア充ネタを楽しんでいただけのはずだった? 4月のある日、ツイッターでは、「リア充法制審議会」というネタが話題になっていた。要するに、「リア充を法律で規制するとすれば、どうなるのだろう?」という方向性で大喜利をやっていたのである。 【政策】リア充法制審議会でありがちなこと【大喜利】 - Togetter 最初は、単なる冗談だったが、日本の立法制度の現状に対する問題意識が話題になり、その文脈で 一冊の「積読本」の名前を出した。これが、「Republic, Lost(仮訳:失われた共和国)」である。 そうしたところ、@inflorescenciaさんと@satoshinr先生
2020年3月15日 コミックマーケット準備会 共同代表 安田かほる・筆谷芳行・市川孝一 昨日(3月14日)、コミックマーケット98の当落通知の発送が終わりました。現在、コミックマーケット98(開催日5月2日〜5日・於:東京ビッグサイト)につきましては、開催に向けて準備を進めております。 しかしながら、コミックマーケット98については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止の観点から、2月26日・3月10日に出された政府による大規模イベントの自粛要請に関する今後の動向その他や、新たな関係各方面の指示・要請等により、中止または延期を含め、通常と同様に開催できないという判断をせざるを得ない可能性があります。 コミックマーケットは、その理念として、「同人誌を中心として、すべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を広げるための「場」である」ことを自らに課してい
キーワード、asin、eanページにつきまして、プロフィール画像の表示位置をidea:8304でご指摘いただきましたように「プロフィール画像 ユーザ名 日記名」と変更いたしました。右部のスクリーンショットのように表示され、より見やすくなったかと思います。 例:http://d.hatena.ne.jp/keyworddiary/%a4%cf%a4%c6%a4%ca#keyworddiary ご要望いただきありがとうございました。
三連休の中日は寝て起きたら16時という体たらくです。いぇー! みかんの星の人の呼びかけで、オールナイトで語らってきました。 さよならテキストサイトオフ会します!(ネットで話題の、テキストサイトは2度死ぬを受けて)参加資格はテキストサイトをやってる人間及び、テキストサイトをやっていた人間。時間は今週土曜日8日夕方6時半から明け方まで みかんの星(http://orangestar.littlestar.jp/) オフレポを書くのがオフ会の習わし! ということで、今回のオフ会参加者の必須事項のようですので、気合い入れていきたいと思います。!いぇー! テンションあげてくぞー! おー! 本当に一晩中喋ることしかしなかった、テキストサイト大好きな人たちは以下の通りです。 参加者一覧(敬称てきとう・お名前五十音順)絶望機械(日記絶望中止) 麻草くん みかんの星 小島アジコ 一流ホームページ ゴトウさん
Tech Mom from Silicon Valley – Web2.0と対立する2つの世界(その1) Web2.0の世界は広がりうるのか?を読んで。 先日の梅田さんの出版記念イベント以来、「進化の速度」というキーワードが、ずっと引っ掛かっているのですが、関連して興味深い連載が海部さんのブログで綴られていました。 梅田さんのイベントで印象に残っているのが、メディア産業の進化の速度が遅いだろうという予測の例として上げていた音楽産業との比較。 「レコードからCDへの推移が比較的短期間にスムーズに進んだのは、音楽産業に携わっていたミュージシャン、レコード会社など、全員にインセンティブがあったから」で、「今のメディア産業の中心がお金が儲からないネットに移ることは、メディア産業関係者は誰も望んでいない」という指摘は、個人的にも非常に良く分かります。 冒頭で紹介した、海部さんのブログでもパート2の「
ヴィレッジブックス スミス,アンドリュー【著】;鈴木彩織【訳】ソニー・マガジンズ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789727726/zabon-22/ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789727734/zabon-22/ 上:月面を歩いた12人の宇宙飛行士のうち、今も生存しているのは9人だけ。少年時代、月着陸のテレビ中継にしびれるような感動を覚えたジャーナリストの著者は、話が聞けなくなってしまう前に残りのムーンウォーカー全員と面会し、その人生を記録すべきだと思い立つ。「あの旅はかれらをどう変えたのか?アポロ計画にはいったいどんな意義があったのか?」という疑問を胸に。だが、取材を始めた著者はやがて、自分のヒーローたちのあまりに波瀾に満ちた人生を見いだしていく―アポロ宇宙飛行士たちの「現
図書館退屈男: OPAC2.0を想う 現状の図書館サービスが、ウェブ技術の発達に対応出来ていないというのは同感なのだが、何が足りていないのかについての議論がよく分からない。(ブックマーク経由で見つけたエントリーなので、図書館退屈男さんがどこの図書館で働いている人なのかよく分からないのだけれど、RSS配信を頑張っているというのは国会図書館の中の人なのだろうか。) なので私なりに現状のOPACにタイする不満を、近江商人さんのWeb2.0 とは −7つの分類と要素MAPに基づいて分析してみたい。 まず比較対象となるWeb2.0とはいかなるものなのだろうか Web 2.0の主たる構成要素と代表的なサービスは以下の7分類になる。 Folksonomy 階層分類学でなく、ユーザーの手で自由に分類する思想Flickr, はてなブックマーク Rich User Experiences AJAX,DHTML
これまでのあらまし 1月上旬に決意をしたLASIK。その後3週間のコンタクト外し期間を経て術前検査に挑んだものの、診察に少し不安を抱え別の病院に行こうと決意。 翌週別の眼科で診察をして、手術を決意した近藤でした。 LASIK(レーシック)手術で近視を治す LASIK(レーシック)手術で近視を治す その2 LASIKの検査を受けてきました。 LASIKの検査を受けてきました その2 ついに手術を受けました ということで、昨日ついにLASIKの手術を受けてきました。本当は予約が一杯で3月にしか予約が入れられなかったのですが、ちょうどキャンセルが出たということでこんなに早くに手術を受けられました。 今は眼鏡もかけず、コンタクトレンズもつけずにこのブログを書いています。最高の気分です。 手術直後ということで、若干まだ視界がかすんだような感じが残っていますが、それでも昨日よりは大分クリアになってきて
Operaでお気に入りアイコンが表示されない不具合修正 Operaブラウザでお気に入りアイコン(favicon.ico)が表示されない不具合を修正いたしました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。 idea:8575でご指摘いただきありがとうございました。 はてなアンテナアイデアミーティング はてなアンテナにご要望いただいているアイデアのうち、1000株に到達したアイデアの検討を行いました。 詳しくは本日のはてなアイデア日記をご覧ください。 アップロードしていただきました画像の情報ページについて 昨日公開しましたカウンター画像のアップロード機能につきまして、すでにいくつもの画像を登録していただいております。ありがとうございます。 アップロードしていただいたカウンター画像ごとの情報ページを追加いたしました。カウンター画像一覧ページの画像名に張られておりますリンクからアクセスしていただく
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
Selected Entries 岩井俊雄『いわいさんちへようこそ!』が素敵です (02/17) Categories WORKS (594) 講座 (236) game (153) BOOK (373) computer (23) iPhone&iPad (2) MOVIE (48) music (38) News Dig (23) PLAY (136) publication (52) web (20) web game (26) すごいよ! (45) カード (15) ゲームをつくろう (3) ゲーム実習 (14) コックリさん (11) 気になるの (109) 写真 (24) 日々 (128) 萌え発想 (32) Archives August 2017 (1) April 2017 (1) December 2016 (1) November 2016 (1) October 2
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20060216/jinbutsuwikikirai wikiに不特定多数(「みんな」)の価値評価を書くのは僕も大嫌い。ululunさんが腹を立てているのは気分としてよくわかるんだけど、その根拠が少し違う。 「匿名で悪口を言うこと」ではなく、「文責が定かでないこと」が問題。一人が編集した瞬間、あたかも複数の人の査読・承認を経たように、ぬけぬけとwiki空間に存在してしまう、というのがおかしいと思う。 ここでおさらい→google:黒ユーザーリスト 「文責が定かでない」ということを問題にしないと、悪口を書かないwikiが無条件に「よいもの」になってしまう。その最たるものがwikipediaに対する信仰だと思う。 ここでおさらい→http://ameblo.jp/kougen/entry-10007917580.html wikiped
お金に「正しさ」はあるのか スポンサード リンク ・お金に「正しさ」はあるのか 貨幣に媒介されてあらゆるものが流通してしまう現代。芸術、学術、性愛、そして人間の生命でさえも値段が算出されて売り買いの対象になってしまう。この社会では「市場で取引の対象になり得ること」と「社会的に価値が認められていること」は密接に結びついている。売れないものは価値がないし、売れるものを作れない人間は半人前という扱いになる。 ビジネス社会では、市場で売れるものは良いものであり、儲かることは正しいことだと私たちはしばしば錯覚してしまう。この論理を敷衍すると市場において流通することが、社会的正義であることにもなる。戦争を推進する正義もしばしば、経済的下部構造の得失原理に突き動かされる。 この本では、貨幣の強い影響力についてマルクスの資本論の一節が引用されている。 「 物はそれ自身としては人間に対して外的なものである。
2006年02月16日18:02 カテゴリMediaBlogosphere ブログ本と漫画単行本の違い しかし、連載漫画はまさにそういう作り方をしている。 「へんな会社」のつくり方 近藤 淳也 ウェブ進化論 梅田 望夫 jkondoの日記 - 近藤本それから弾さんが書いてますが基本的にはCNETブログの内容を本にしている(というよりブログを書き始めた頃から書籍化の話になって書籍化を意識しながらブログを書いたと言う方が近いですが)感じですので、あしからずご了承ください。なのに何でそれが「ブログ本」だと「二匹目のどじょう」の味がずっと強く感じられるのだろうか? 漫画雑誌というのはストックされることを想定していない。はじめの数日はどこでも手に入るのに、数年もすればどこでも手に入らなくなるという特性がある。漫画は雑誌=フロー、単行本=ストックという棲み分けが出来ており、社会的にも認知されている。し
あと十ヶ月でお誕生日です。おめでとう未来のわたし! ヴィーナス・プラスX (未来の文学) 作者: シオドアスタージョン,Theodore Sturgeon,大久保譲出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2005/05/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (48件) を見る大変大変おもしろかったです。 とある白人男性がある日ある時目覚めるとまったくの異世界で……という王道的SF。前半は、主人公の男性と一緒にその世界のことを知りたいなぜそうなったかを知りたい、という好奇心に背中を押され、後半は、ミステリ的というかなんというか、予想外の方向にドラマチックになっていくので「うひゃーーーーー」と倍速に加速して終了。実に満足で楽しい右肩上がりな読書でした。 途中『闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))』の作家と混同してしまっていて、ケメルがきちゃったらど
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