秋から冬にかけては「そば」が旬の季節。秋の新そばが出回り、年末の「年越しそば」で最盛期を迎える。歳時記でもそばは冬の季語だ。 うどん、そうめん、中華麺、洋麺と、麺類は日本人の主食の1つとなっているが、頭に「日本」が付くのは「そば」のみ。日本人の麺食文化において、そばの存在を欠かすことはできない。 そんなそばと日本人の関わり合いの歴史はどのようなものだったのだろうか。歴史を探ってみると、今から400年ほど前、日本のそばの食べ方における“大きな変革”があったことが分かる。 前篇では、われわれが食しているそばが、どのように今のような形になっていったか、そばの食べ方、そばの供し方、そばへの見方などを追いながら、その歴史を辿っていくことにする。 その歴史の先端にあるのが現代だ。そば屋で食べる、そばを打つといった営みから発展して、そばは即席麺の世界にも広がっている。後篇では、食品メーカーによる「即席そ
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