「天皇即位20年」にあたる今年11月12日を前に、奉祝の強制に反対するイベントが都内で開かれた。「ハンテン展<まつろわない者たちの祭>」と題した集会に、約150人が参加した。さまざまな展示やトークで、即位から20年を経た天皇制の本質に迫り、「やはり天皇制はいらない」との結論を共有した。 会場となった東京・文京区の文京区民センターでは、主催者による準備が、早朝から始まっていた。このかん勢力を誇示している「在特会」ら右翼集団は、集会破壊をネットで予告。あろうことか、センター内の別の会議室を予約し、公然と攻撃を仕掛けてくる可能性があった。 午前10時30分を過ぎると、会場前の白山通りには、ぞくぞくと右翼団体の街宣車が集結。大音響で建物にアジテーションを浴びせ、威嚇を繰り返した。参加者から選ばれた防衛部隊は、入口をはじめ各地に配置され、襲撃に備えていた。 集会は11時に開会。8月15日の反靖国行動