「民主党の菅直人代表代行の責任だ」「導入したときの厚生大臣は小泉純一郎前首相だ」―。五千万件を超える年金記録が「宙に浮く」問題をめぐり、自民・公明の与党と民主党が責任押し付け合いの非難合戦を続けています。しかし、問われるのは問題の所在を知る立場にいながら、抜本対策をとらなかった歴代の厚相・厚生労働相全員の共同責任です。 年金記録が「宙に浮く」きっかけになったのは一九九七年一月の「基礎年金番号」導入でした。それ以前は、就職や結婚による改姓などにより一人が複数の年金記録をもっていましたが、加入者一人に一つの年金番号を割り当てることにしました。ところが、統合先不明の年金番号が膨大に残されたのです。 安倍晋三首相は演説で「先行き不明のシステムをつくったのは、民主党の菅さん」(二日、大津市)と批判。公明党は「菅元大臣の責任は重大であり、糾弾されてしかるべき」(四日の参院本会議、浮島とも子議員)と発言
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