政府は6日、2009年度補正予算の見直し状況の1次集計結果を公表した。 13府省庁の補正予算総額14兆6630億円のうち、執行停止額は17%にあたる2兆5169億円に上った。鳩山首相は民主党内で目標額とされてきた3兆円に近づけるため、仙谷行政刷新相に、さらに上積みを図るよう指示。刷新相は同日夕、記者会見し、各省庁に凍結事業の追加を求め、来週中の最終取りまとめを目指す考えを示した。最終結果は閣僚委員会に諮った上で閣議決定する方針だ。 13府省庁のうち、凍結事業額が最も多かったのは国土交通省の8875億円。農林水産省4763億円、厚生労働省4359億円と続いた。補正予算計上額に占める割合で見ると、農水省が46%で最大。国交省38%、防衛省33%と続き、最小は内閣官房・内閣府の0・4%(99億円)だった。 事業の内訳で見ると、地方向けの基金を除く基金事業が9204億円。金融対策が5830億円、金