“泥舟”から逃げる気持ち?突然のチルドレン離党届 衆院解散直後に自民党に離党届を出した山内康一氏(衆院神奈川9区)は21日付の自身のブログで「ばらまき体質が復活」などと自民党批判を展開した。地元では突然の離党宣言に衝撃が広がり、怒りの声も上がった。後任の候補者選びもめどが全く立たず、県連幹部は頭を抱えている。 山内氏が離党の意向を地元関係者に伝えたのは、衆院が解散された約5分後。事前の相談はなく「寝耳に水」(県連幹部)。選挙準備を進める中での行動に、選挙対策会議で集まった県議らは「裏切られた」と憤った。 小泉チルドレンの一人だった山内氏はブログで「小泉元首相が壊した既得権益が復活し公共事業ばらまき派や郵政民営化反対派が復権した」と指摘。ある自民県議は同氏の心境を「沈没しかけた自民という“泥舟”から逃げるような気持ちだったのだろう」と推測した。