2009年1月、ネット上で“炎上”する騒ぎがあったのをご存じだろうか。東京都武蔵野市市議(当時。自民党。2期目)の安江清治氏(36)が、自身の同年1月5日付けブログで「派遣村」について触れ、そのなかでこんな発言をしていたのが契機になった。「政治のせいにするのはいいよ、でもおまえら何をやろうとしてるのさ。自分で死ぬ気でやってんのかよ。政治は魔法じゃねぇんだよ!世の中のせいにする前に死ぬ気でやってみろよ!傷をなめあってんじゃんぁねえよ!甘えるなよ!人のせいにするなよ!」。4日後、この記事は削除され、代わりに「<追記>お詫び」なる文章が載った。もっとも、その内容は「頑張って行こう」という意味を強調したい結果、言葉足らずになり、誤解を招いたという趣旨で、お詫びとは言い難い内容だった。その安江氏、実は09年12月21日、議員辞職していた。新聞報道によれば、母親の介護を理由に辞職願いは出されている。8