広告主として新聞にチラシを出していたクリニックを営む医師が、今年7月、(株)アルファ・トレンドという広告代理店に訴えられた。チラシ35万枚分の手数料として192万円が未払いになっているから払え、というものだった。医師はこの代理店に対し、どの地域に何枚のチラシを割り当てたかを示すデータを過去にさかのぼって出すよう求めたが、代理店が応じなかったため、チラシ代金の支払いをペンディングしていたのだ。新聞社および代理店側が実売部数を隠している限り、チラシ料金の過大請求の疑いは晴れず、広告主による代金支払い拒否は続出するはずだ。(訴状は末尾でPDFダウンロード可) 大阪市でクリニックを営む松岡潔(仮名)医師は、去る7月、大阪地裁から1通の訴状を受け取った。松岡医師を訴えたのは、(株)アルファ・トレンドという広告代理店である。 大阪読売広告社の元社員・小西達夫(仮名)氏が代表取締役を務める会社で、ミニコ