[日韓併合首相談話]過去に責任持つ友好を 全国 2010年8月11日 09時55分(25時間15分前に更新) 菅直人首相は日韓併合100周年に向けた首相談話を発表した。日本の植民地支配により韓国の人々が「国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた」と率直に過去の過ちをわびた。歴史認識の隔たりはいまも日韓に横たわるが、未来志向で友好関係を築く礎にしてほしい。 談話の内容は、1995年8月の村山富市首相談話、2005年8月の小泉純一郎首相談話をほぼ踏襲した。 韓国の人々の「誇りを傷つけた」との認識は、歴史問題を考えるときの起点にしたい。菅首相は「痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることはできない」と述べ、勇気と謙虚さを持って過去と向き合う思いを伝えた。 しかし、こうした謝罪談話に対しては異論がつきものだ。日本はかつてアジアの植民地で経済的に貢献し、悪いことばかりでは