もりなが・たくろう経済アナリスト/1957年生まれ。東京都出身。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁などを経て、現在、独協大学経済学部教授。著書に『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)、『年収120万円時代』)(あ・うん)、『年収崩壊』(角川SSC新書)など多数。最新刊『こんなニッポンに誰がした』(大月書店)では、金融資本主義の終焉を予測し新しい社会のグランドデザインを提案している。テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。 ※アマゾンに リンクしています 9月28日に自民党は谷垣禎一氏を新しい総裁に選出した。谷垣氏は候補者のなかでは最もリベラル派で、小泉内閣の採った格差拡大政策についても行き過ぎを指摘し、国民の立場から世の中をみることの出来る人物的にも優れた人材だ。ただ、谷垣総裁の誕生は、自民党にとって凋落への第一歩になったのではないかと私は見ている。 実は、私が心配