陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都練馬区)の隊員4人の尿から大麻の陽性反応が出ていたことが明らかになった。陸自は、尿をさらに詳しく調べるとともに、事実関係を警視庁に通報した。同駐屯地の陸士長(28)が今月上旬、大麻取締法違反(所持)の疑いで警視庁に現行犯逮捕されているが、4人はこの陸士長と年齢も近く顔見知りという。 陸士長は今月8日、東京都台東区で、ポリ袋に入った乾燥大麻7グラムをショルダーバッグ内に隠し持っていたとして、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。 逮捕を受け、陸自は、陸士長が所属する練馬駐屯地の全隊員約2千人に対し、緊急の尿検査を実施。その結果、大麻の陽性反応が出た隊員が4人いたという。
陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都)が、所属する陸士長が大麻を所持していたとして逮捕されたことを受け、駐屯地内の全隊員を対象に薬物の緊急検査を実施したところ、4人から陽性反応が出たことが24日、わかった。陸自は警視庁に通報、薬物汚染の状況確認を急ぐ。 防衛省によると、同駐屯地で、約2000人の隊員に1次検査を実施、うち4人からは2次検査でも陽性反応が出たため、陸士長との関係など詳しい事情を聴く方針という。 同省では、昨年度までの5年間に自衛隊員39人が薬物関係で懲戒処分を受けた。事件の多発を受け、06年から、抜き打ちで薬物検査を実施しており、逮捕された陸士長も07年の入隊時と昨年6月に検査を受けたが、陰性反応だったという。 浜田靖一防衛相は閣議後の会見で「薬物乱用防止に取り組む中で誠に遺憾。再発防止に努めたい」と話した。【本多健】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く